施設長より一言

平成25年度
3月

"パラリンピック"

 寒い寒い冬、そして歴史的な大雪にみまわれた冬が終わりを告げました。今日は春らしい日和となっています。例年より遅い梅の花は満開となり、園庭のサクランボやハクモレンの花は満開となっています。

 先月2月16日。ソチ2014パラリンピック冬季競技大会が閉幕しました。日本からは20人の選手が参加し、メダル6個(金3・銀1・銅2)を獲得しました。特にアルペンスキー男子座位の活躍には、大変な感動をおぼえました。埼玉県の選手も大活躍で、鈴木選手は回転で金、滑降で銅を獲得しました。又、アルペンスキー好座位では、正智深谷高校の17才の村岡さんが大回転で5位に入賞しました。20名という少数のメンバーでしたが、高校生3人が出場するなど4年後に向けて明るい話題もありました。4年に1度の冬季オリンピック・パラリンピックが閉幕し、冬季のスポーツの季節も終わります。今、さいたまスーパーアリーナでは、フィギアスケートの世界選手権が開催しています。浅田真央さんは、オリンピックでの雪辱をきすショートプログラム世界最高得点を記録し、首位となっています。春の選抜高校野球が始まりました。プロ野球も開幕を迎えます。私にとって、1年を通してスポーツの観戦は本当に楽しみです。

 当法人の3月理事会が3月24日に開催され、多くの議事について話し合われました。4月1日には新しい年度を迎えます。当園は新たに、1人の特別支援学校卒業生が通所利用を始めます。職員は1名が退職し、3名のフレッシュな新人を迎えてのスタートとなります。1日も早く戦力として、仕事に活躍することを期待しています。

 4月3日には、恒例のお花見で熊谷堤(日本桜百選)に出掛けます。1年のスタートの行事です。無事に、そして楽しい1日が過ごせればと考えています。 保護者の皆様にも新しい年度、変わらぬ御協力をよろしくお願い致します。

平成26年3月28日
施設長 長岡 均

2月

"記録的な大雪"

2月7日に降り始めた雪は、翌8日43cm(熊谷)になりました。45年ぶりの積雪です。翌週14日に降り始めた雪は、62cm(熊谷)の積雪となり、観測史上最高を記録しました。関東各地からは、大雪による被害が報道されました。当園はカーポート3つが雪の重さに耐え切れず破損し、車両5台が修理が必要となりました。CH新島荘も、テレビのアンテナ・ベランダに被害が出て修理が必要になっています。さらに大雪は通勤の足を奪い、2月15日は半数近くの職員は、出勤することが出来ませんでした。私も2時間近くかけ徒歩で通勤しましたが、通勤途中では多くの車両が雪に埋もれ、身動き出来ずにいる光景には唖然とさせられました。遠くからの職員では、本庄・深谷から、徒歩で通勤した旨の報告を受け感心させられましたし、災害時に対する職員の意識のあり様を感じる事が出来ました。17日月曜日は、送迎車両が無いあり様で、通所の利用者には大変な御苦労をおかけしました。今日こうしている間も、職員は雪かきに追われています。利用者・職員に事故がなかった事には、ホッとさせられました。

 2月7日、ソチ五輪が開幕しました。23日までの17日間、7競技98種目で行われます。今大会の日本選手団は113人です。今日現在、日本のメダルは6ヶです。残すところ5日間となりましたが、ますますの活躍を期待するところです。3月7日には、ソチパラリンピックも開催されます。あわせて次号に続きを書きたいと思います。

 今年度も残すところ1ヶ月となりました。どうにか次年度の職員体制も整い、本日管理監督者会議(水曜会)にて決定したところです。事業計画についても3月初旬を目途とし、検討しているところです。利用者のよりよい生活の実現に向け、ひとつひとつ課題を解決していかなくてはなりません。人材の確保・質の向上がなによりの道であると考えます。自己啓発・自己研鑽に努めつつ、今後も歩んでいきたいと考えております。

給湯ボイラー(浴室)の修理が、まもなく始まります。長い間、利用者には大変な不便をかける結果となってしまいました。心よりお詫び申し上げます。



平成26年2月16日
施設長 長岡 均

1月

"新年を迎え"

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

毎日寒い日が続いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私は例年と同様のお正月を過ごしました。元旦、2日と出勤し、帰宅できない利用者とともに静かなお正月となりました。年々帰宅できない利用者は増え、今年の元旦は24名の在園となりました。初詣も全員で行くことがままならず、1月11日に帰宅できなかった利用者を買物に連れて行くことで、ささやかながら寂しさの気持ちに応えることが精一杯でした。3日は浅草寺に出掛け、今年1年の無事と皆様の平安をお願いしてきました。

 しかし、新年早々非常事態がおきました。1月19日入浴の為に使用していた給湯ボイラーが突然故障し、使用不可能となってしまいました。毎日の入浴を楽しみにしていた利用者には、本当に申し訳なく思っています。新しいボイラーの設置には、最短でも1ヶ月程かかると思われます。その間、ながい寮さんのご好意により、浴室をお借りすることが出来ました。ながい寮さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。30年以上使用していたボイラー。そろそろとは思っていましたが、自分の先見性のなさにはがっかりしています。"先見性を持つことは指導者にとって、極めて大切なことだ。1つの事態に直面して、慌ててそれに対する方策を考えるというようなことでは、物事は決してうまくいかない。心して先見性を養いたいものである"(松下幸之助[1日1話]より)。30年を超えた設備は他にもあります。よく検討し、次年度年業計画に盛り込もうと考えています。

 埼玉県内の社会福祉法人では、現在社会貢献活動の実施について検討を重ねています。私も検討委員会の一員として、参加させていただいています。大阪府では老人施設協議会が中心となり、10年前から生活困窮者に対する相談支援事業として実施していますが、今年度神奈川県が実施し、来年度埼玉県が全国で3番目の実施となります。当法人においてもこの事業に参加し、少しでも貢献できればと考えています。

 今年度も残すところ、あと2ヶ月になりました。今年度を振り返りつつ、次年度計画に着手しています。利用者の方々においては平成26年度中に、サービス等利用計画を作成するよう通知が届いているかと思います。当園では次年度、指定特定相談事業を開始できるよう準備しています。その際には、ぜひサービス等利用計画の作成にあたって、当園を利用していただければ幸いです。

平成26年1月23日
施設長 長岡 均

12月

"輪"

 1年が過ぎるのは早いもので、今年もあと数日を残すばかりとなってしまいました。寒い毎日が続いています。昨日は栃木県に出掛けましたが、熊谷と比べるといっそう寒さを感じました。寒い寒いとはいいますが、北国の厳しい寒さや雪との生活を考えると、熊谷は過ごしやすいところではないかと感じています。

 今年の漢字は"輪"です。東京オリンピックの招致活動でのチームワークも、この漢字が選ばれた大きな要因ともなってるのでしょうか。当園の職員は当然のこととして、輪をもって仕事に取り組まなくてはなりません。又、常々言葉にしていますが、保護者・利用者・職員も1つの輪となり歩む重要性を改めて感じさせられました。師走の忙しい時期ではありましたが、今年も例年同様に清水寺を訪れました。本堂に掲げられた"輪"という字。今年1年を振り返るとともに、来年の平穏な生活を願い、お参りして来ました。

 今年も多忙な毎日でした。留守にしがちでしたが、無事に1年を終えることが出来そうです。職員も少しずつではありますが成長し、特に監督する立場にあたる職員には責任感が出てきたように感じています。職員のスキルアップは重要な事であり、一層の努力・自己研讃をし、よりよい生活の実現に向けて取り組む必要性があります。来年には大きな事業が計画されています。事業の実現に向けて、今年以上の努力を惜しまず続けていくことが重要です。1日1日を大切にし、来年も過ごしたいと思います。

 今日の社会においては、われわれはどんなに力んでみたところで、ただ1人では生きていけない。やはり親兄弟をはじめ多くの人々、また人ばかりでなく、周囲に存する物や環境、さらには自分たちの祖先や神仏、自然の恵みのもとに暮らしている。そういうものに対して、素直に感謝する心を持つということは、人としていわば当然のことであり、決して忘れてはならない態度だと思う。もしそういう感謝の心を持たないということになるならば、お互いの生活はきわめて味気ない殺伐としたものになるであろう。常に感謝の心を持って接してこそ、他人の立場も尊重して行動するということも可能になってくる。“松下幸之助〔1日1話〕”より

 愛の家に関わる皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
“ありがとうございます。”よいお正月をお迎え下さい。


平成25年12月27日
施設長 長岡 均

12月

"第37回 全国育樹祭"

 11月になり、小春日和の日々が続いています。今日も雲ひとつない、穏やかな日和となっています。今年も残り1ヶ月となりましたが、無事平穏に過ごせるよう願っています。

 11月16日(土)17日(日)、第37回全国育樹祭が"育てよう みどりは未来のたからもの"という大会テーマのもとに開催されました。16日には皇太子さまが、ヒノキの根元に土壌改良材を投入する「お手入れ」をされました。お手入れされたヒノキは、1959年の第10回全国育樹祭で昭和天皇と香淳皇后が町内の小中学生とともにお手植えされたものです。17日には、熊谷市の「彩の国 くまがやドーム」で皇太子さまご臨席のもと、記念式典が開催されました。出席された皇太子さまは、「緑を守り育んできた技術・文化を引き継いでいくことは大きな使命」と挨拶されました。私も一般参加者として参加して参りました。皇太子さまがご臨席ということで、会場は厳しいセキュリティーチェックが行われましたし、周辺道路も規制されていました。当園は、おもてなしエリアにて割り箸等の木製品の販売をさせていただきました。又当園の割り箸は、当日参加の5,700人のお弁当にも提供させていただきました。とても好評でした。皇室が参加される行事に参加できたことは、とても良い経験となりました。

 11月3日開催の当園のバザーが好天の中、無事に大成功のもとに終えることができました。保護者会の皆様のご協力に感謝申し上げます。来年度以降もご協力よろしくお願い申し上げます。12月22日にはクリスマス会が予定されています。職員一同、心のこもったおもてなしをしたいと考えております。多くの保護者の方々のご参加をお待ちしています。

 私自身、10月より年末にかけて非常に多忙な日々を過ごしております。健康に注意して、過ごしていきたいと考えています。皆様もぜひ、健康にご留意されますよう願っております。


平成25年11月22日
施設長 長岡 均

11月

"南房総への旅"

 10月9日〜10日の2日間、当園恒例の秋の一泊旅行を、好天の中事故なく終える事ができました。参加された保護者の皆様、本当にありがとうございました。千葉県南房総までの長い道のりでしたが、利用者の楽しそうな顔が印象的でした。市原ぞうの国・南房パラダイスの見学そしておいしい食事。どれもがいい思い出作りの旅となりました。年を重ねるごとに、高齢化・重度化の波は当園にも見られ、車椅子の利用者が今年は9名にもなりました。保護者の高齢化も進み、年々参加される人数も減少傾向にありますが、来年以降も、引き続き継続して実施していく予定にしておりますので、今後もより多くの参加にむけて、ご協力お願い致します。
 今年は台風の当たり年なのでしょうか?先月に引き続き、日本列島を台風が次々と通過し、各地に被害をもたらしています。今月も台風の影響による雨が、昨日から降り続いています。当園においても、利用者の楽しみにしている外出が中止になったり、通所利用者の利用が中止になったりと、色々な面で影響が出ています。地球温暖化による様々な気象異常が、世界の各地より報道されています。これから、冬を迎えるにあたり、過ごしやすい冬になってくれる事を願っています。
 先日、ミニクラス会ということで5名の同級生と恩師を囲み、昼食を共にする事ができました。大正8年生まれのH先生は、94歳という高齢ですが、今なおしっかりと昔の記憶をとどめ、楽しい一時でした。友と語らい、昔の出来事に思いをはせ、5年後には卒業50年となりますが、またの再会を願い散会となりました。H先生には、いつまでもお元気で過ごされることを願っています。
 秋のひとつの大きな行事一泊旅行が終わり、11月3日のバザー、そして12月22日にはクリスマス会となります。利用者・保護者・職員で大いに盛り上げ、今年1年を終わりたいと思っています。平成25年も残り2ヶ月。職員一同健康に注意し、精一杯業務に励んでいきたいと考えています。よろしくご協力お願い致します。

平成25年10月25日
施設長 長岡 均

10月

"2020年 東京五輪決定"

 本当に暑い夏が終わり、秋の気配がやっと感じられるようになりました。園長室の窓の外からはこおろぎの鳴き声、夏の暑さをしのいでくれた朝顔は、たくさん種をつけています。
 9月15日から16日にかけて日本列島に上陸した台風18号は、大きな被害をもたらしました。16日の朝からは、テレビの放送はどのチャンネルも台風情報ばかりでした。例年訪れている京都嵐山も、渡月橋が冠水するほどの大雨となりました。熊谷市では突風(後に竜巻)がふきあれ、野原地区をはじめ旧江南地区に大きな被害となりました。台風のすさまじい脅威を感じさせられました。幸いなことに江南愛の家では被害は免れましたが、午前1時30分頃より7時まで停電となり、利用者の方々は本当に怖い思いをしいられました。しかし人的な被害がなかったことがなによりですが、災害に備える必要性を改めて考えるところです。さっそく本日、職員連絡会において非常時の備えについて確認しました。
 10月8日、朝、2020年夏季五輪・パラリンピックの開催都市が東京に決定した映像がブエノスアイレスから届きました。イスタンブール(トルコ)・マドリード(スペイン)の3都市が横一線で最終選考に入りましたが、イスタンブールとの決戦投票を60対36の大差で制し、56年ぶりとなる夏期五輪の開催を勝ち取りました。日本での五輪開催は72年札幌、98年長野の冬季五輪と合わせて4回目となります。前回東京五輪の時、私は小学2年生でしたが、日本中が五輪一色となったことは記憶として残っています。東洋の魔女(バレーボール)、円谷選手のマラソンetc再び7年後大きな感動となることを楽しみにしています。しかし、日本のプレゼンテーションは本当に素晴しかったですね。今年の流行語大賞は“お”“も”“て”“な”“し”で決まりでしょうか。
 本日、Y君の母親がお亡くなりになったとの報を受けました。昭和58年から30年、園のために本当によく協力していただきました。心よりの御冥福をお祈り申し上げます。利用者の高齢化は深刻な問題ですが、保護者の皆様の高齢化も深刻な問題です。親なき後の問題についても真剣に考えていかなくてはなりません。


平成25年9月25日
施設長 長岡 均

9月

"炎暑? 猛暑?"

 暑い毎日が続いています。猛烈の暑さを超え、まさに炎えるような暑さを記録した今年の夏です。高知県四万十市では41.0℃を記録し、それまでの国内の最高気温であった熊谷市、岐阜県多治見市の40.9℃を更新しました。西日本各地での水不足は深刻な問題となっており、ダムの貯水率は例年を大きく下回っています。関東地方でも同様の状況となっています。又各地からはゲリラ雷雨の様子が伝えられ、その被害も各地でおきています。日本の気候そのものが亜熱帯地方のような気候になっているのでしょうか。地球全体の気候の変化がおきており本当に今後のことが心配されます。

 昨年より開始したブドウ(小公子)の収穫が、8月14日、15日に行なわれました。こころみ学園から40名以上の応援もあり、本当に暑い2日間でしたが、無事収穫を終えることができました。収量は2,600kgを超え、糖度も20度を超えるブドウとなり、担当した職員をはじめとして関係者には本当に感謝しています。黒とう病や害虫そして獣害(ハクビシン)の危機を乗り越え本当によく収穫までたどり着いたと思っています。11月には新酒として販売が開始されます。すばらしいワインになることを願っています。皆でまた乾杯できることが楽しみな毎日です。

 本日から2日間、埼玉県発達障害福祉協会青年部会(40才以下の職員)の宿泊研修が実施されています。茨城県のしろがね苑、白山青年寮の視察研修となっています。32名が参加しますが、当園からも3名の職員が参加しています。両施設とも各地域の中で様々なサービスを提供する事業を展開しています。よい事例を学ぶことにより、これから先の当園の事業にひとつでも多く活かしていければよいと考えています。

 今日は夏の全国高校野球の決勝戦の日です。夏ももうすぐ終わろうとしています。まだまだ暑い毎日が続くと思われますが、体調健康管理にはくれぐれも注意していきたいと思っています。


平成25年8月22日
施設長 長岡 均

8月

"祇園祭"

 それにしても、不安定な天気ですね。例年にない早い梅雨明け、その後は猛暑日の連続。今週に入ってからは、梅雨に逆戻りしたかのような毎日です。皆さん、体調はいかがですか?
 7月12、13日と関東地区職員研究大会に甲府を訪れました。甲府では、連続して39度を超える暑い日でした。研究大会への参加を募ったところ、島田・杉田・小林由の3名の若い職員が手を挙げ、私を含む4名での参加となりました。それぞれの職員は、いい勉強になったようです。先日の職員連絡会議では、その内容を簡潔にまとめ発表していました。私にとっても良い勉強の場となりました。特に、第1分科会での意思決定支援の講義・シンポジウムはとてもおもしろく、発表者の意思が強く伝わってきました。障害者総合支援法の附帯決議にもあるように、意思決定支援はこれからの障害者福祉にとって重要な位置付けとなると思われます。
 今月の私の休日は、いろいろなことをして過ごす事ができました。ゴルフをプレーしたり、箱根・鎌倉を駆け足で巡ってみたり、京都へ旅してりと・・・。毎年のように訪れる夏の京都ですが、今年は7月16日の宵山7月17日の山鉾巡行と、たっぷり祇園祭りを楽しんできました。宵山では駒形提灯に灯が入り、コンチキチンと祇園ばやしが奏でられます。山鉾町には、御神体の人形や豪華な装飾品が飾られ、その歴史を感じられます。山鉾巡行では、長刀鉾を先頭に32台の山鉾が四条烏丸よりスタートしました。各山鉾は「動く美術館」とも称される通り、豪華な装いでした。八坂神社を参拝し、厄難消除のためのちまきをいただき帰路につきました。今回はついでに、まだ訪れていない嵯峨野の大覚寺にも参拝することができました。
 当園は今年31年目のスタートとなりましたが、4月から4ヶ月が過ぎようとしています。朝の通勤途中で聴く、NHK夏の子供科学電話相談室も30年目を迎えます。東京ディズニーランドも開園30周年ということです。時の流れの早さを感じつつ、新たな気持ちにさせられる毎日です。


平成25年7月25日
施設長 長岡 均

7月

"江南愛の家31年目スタート"

 平成25年度事業が、障害者総合支援法の施行とともにスタートしました。当園にとっては開設以来30年の月日が経過し、31年目を迎え新たなスタートと位置付けされる大きな節目の年でもあります。5月27日、当法人第1回理事会が開催され、平成24年度決算及び事業報告が承認されました。
 事業報告の中では、特に短期入所利用及び日中一時支援利用者数が、前年度に比べ大きな伸びを示しています。在宅では、生活する人達の夜間支援や土日曜の支援ニーズに応えられた成果であると考えています。人材育成の面では、職場外実習の機会を多くするとともに、職場内の実習も充実したものとなりました。職場内実習において、ご協力いただいた講師の方々には感謝致します。
 ハード面では、補助金の利用により公用車購入、浴室改修を実施することができましたし、30年を期に数々の修繕を実施し、利用者の住みよい空間創りに努めたところです。財務面では、平成24年度報酬改定により大きな収入増となりました。特に重度障害者支援加算は、入所利用者58名中29名が加算の対象となった事が増収の要因であると考えられます。支援員の増員に伴い、人件費比率は68%となりましたが、法人の方針でもあるソフト面の充実支援を考えるとやむを得ない結果であると思います。
 資金収支差額のうち2千万円は積立金として、当園の中期計画でもある全面改修へ向け積み立てを実施しました。次回平成27年度の報酬改定までの間、同様の積み立てができればと考えています。
 平成25年度は前年度以上に事業の充実、財務活動の充実に努めていきたいと考えています。又、平成24年度は開設30周年ということで、平成24年から25年にかけて数々の記念行事を実施しました。12月のクリスマス会をかねた記念式典、さらに4月には役員・保護者・退職された職員を交えての式典。4月の式典では多くの退職職員に参加していただき、本当に嬉しい思いをさせていただきました。記念誌は初めての試みでDVDを作成し、利用者の多くの笑顔に感動しました。3月の記念碑の建碑には、職員から多くの志をいただき本当に感謝しています。
 6月には記念チャリティーゴルフコンペを開催し、多くの関係者と楽しい1日を過ごすことができました。残る事業はあと1つです。私が1番期待している、リスクマネジメントのまとめです。20周年に引き続き、過去10年間のヒヤリハット報告書・事故報告書をまとめ、これからの安心・安全の生活支援に活かしていければと考えています。
 この30年間、利用者・保護者をはじめ、多くの関係方々には当園の運営に協力いただき本当にありがとうございました。30年はひとつの通過点です。すべての人々の幸せの実現すなわち福祉の実現に向け、精進していきたいと考えておりますので、これからも今まで同様のご支援・ご協力をお願い致します。


平成25年7月1日
施設長 長岡 均

6月

"サザン復活"

 例年より早い梅雨入りとなりましたが、あまり雨はありません。今日の熊谷は、最高気温が30度と予想されています。今年の夏も暑さが予想されています。電力需給も心配ですが、関東のダムでは水量が減っていて、水の供給の心配もしなくてはならなそうです。
 6月12日、江南愛の家30周年チャリティーコンペが熊谷GCで開催されました。19組72名の方々には参加していただき、1日を楽しく過ごすことができました。参加された方々、協賛された方々には、心より感謝申し上げます。当日は台風の影響もあり、午前中はあいにくの雨模様となりましたが、午後からは雨も上がり熱戦が繰り広げられました。ベスグロは2名の方が79というすばらしいスコアでした。私といえば、ここにスコアを記すことはできない程の成績でした。県内ばかりでなく、遠く茨城、栃木、群馬、東京から、お忙しい中参加していただき、本当にご苦労様でした。チャリティー金につきましては、当園の運営に有意義に使わせていただきます。本当にありがとうございました。
 4月、5月は2つの美術展を鑑賞してきました。ルーベレス展栄光のアントロープ工房と原点のイタリア(Bunkawuraザ ミュージアム)。ルーベレスといえば、聖堂のルーベレスの絵の前で最後を遂げたネロとパトラッシュ小さい頃読んだ?フランダースの犬″を思い出しながらの観賞となりました。日本初公開の作品も多く出展され、17世紀バロック時代のヨーロッパ芸術を楽しむことができました。ラファエロ展、ルネサンスの優美500年の初来日(国立西洋美術館)。レオナルド・ダヴィンチ、ミケランジェロと並び、ルネオネスの三大巨匠と称されるラファエロ・サレツィオ。ラファエロは聖母マリアとキリストを愛らしく描いたことから、?聖母子の画像″として知られていますが、本展では最高傑作のひとつ?大公の聖母″が初めて公開されました。ラファエロの魅力を充分に堪能することができました。2つの美術展に行き、心休まるひとときを過ごすことができました。  今国会最大の懸案である、区割り法(0増5減)がやっとのことで成立しました。今国会は26日に閉会しますが、私達の最大の関心事である障害者差別解消法案はどうなるのでしょうか。
 そしてもうひとつ。2008年5月より、無期限活動休止だったサザンオールスターズが5年ぶりに復活します。新曲「ピースとハイライト」とっても楽しみにしています。


平成25年6月25日
施設長 長岡 均

4月

"東京スカイツリー、スカイタウン"開業1年

  “目に青葉……”本日も五月晴れの1日となっています。木々の葉は日に日に青さを増しています。
 早いもので東京スカイツリーができて本日で1年を迎えます。建設中より高くなっていくスカイツリーを、浅草を訪れるたびに楽しみにしていましたが、できてしまうとあっという間の1年です。当初1年の展望デッキの来場予想を540万人としていましたが、先日には大きく予想を上回る634万人となりました。私はスカイタウンまでは行くのですが、展望デッキにならぶ人をみているといつもあきらめて帰っていました。五重の塔のような構造をもち、日本古来の技と最先端技術に支えられた東京スカイツリー。634mの世界一高いタワーとしてギネス世界記録に認定されました。
 5月の連休最終日、日帰りバスツアーに参加してきました。浅草吾妻橋から日の出桟橋まで隅田川を下るクルージング。菅原道真公を奉祀する亀戸天神社へ。藤まつりが行なわれていて、多くの人でにぎわっていました。その後浅草へ。浅草寺に参詣し、浅草の街をぶらりと散策。そして今回の楽しみスカイツリーへと向かいました。団体バス駐車場から、案内されるがままにエレベーターの入口へ。分速600mのエレベーターに乗ると、わずか50秒で350mの展望デッキへ。展望デッキからは、真下に隅田川、浅草。遠くに東京湾、東京タワー、新宿と東京の街を望むことができました。1度は訪れてみたかった展望デッキ、残念ながら450mの天望回廊まではいけませんでした。次回の楽しみにしたいと思っています。
 年度が変わっても本当に忙しい毎日です。創立30年の記念事業も残すはあと1事業となっています。30年を新たなスタートと位置付け、皆で力を合わせて頑張っていこうと思っています。

平成25年5月22日
施設長 長岡 均

4月

"江南愛の家創立30周年を祝う会"

 本日ここに多数の方々のご臨席をいただき、創立30周年を祝う会を執りなく行うことができましたことは、誠にうれしいかぎりでございます。心よりお礼申し上げます。
 振り返りますと、昭和58年入所定員32名職員12名でスタートした愛の家は、今では利用者80名職員53名となり地域での福祉に少なからず貢献し、発展することができました。昭和62年の重度棟整備と同時に短期入所事業の開始、平成13年にはGH新島荘を開設、平成14年作業棟整備、平成15年通所部を開設、平成22年リハビリ棟整備と着実に事業を重ねてくることができました。30年の道のりは決して平坦なものではありませんでした。数々の苦難もありました。しかし、いつも助けられるのは利用者の笑顔でした。この後、30周年を記念し作成したDVDの上映がありますが、そこにはたくさんの利用者の笑顔でいっぱいです。楽しみにして下さい。その間法人運営に携わっていただいた理事、評議員の方々、保護者会の方々、職員の方々本当にありがとうございました。深く感謝しております。
 今日4月29日というと、愛の家では数年前まで運動会が実施されていました。退職された職員の方、理事の方々もなつかしく思い出されるでしょう。しかし、利用者の方々の平均年齢は47才となり、最高齢の方は73才となり、愛の家にも高齢化の波はおしよせ、運動会を実施することが困難となって来ています。高齢化はひとつの大きな課題でもあります。数々の課題の解決に向けこれからも考えていかなくてはなりません。
 30年はひとつの通過点でしかありません。中長期計画には、現状の4人部屋から個室への大改修という大きな事業もひかえています。故長岡利行理事長からの法人理念である。“目となれ 耳となれ 手となれ 足となれ 心となれ”は現在でも職員の大きな道しるべとなっています。江南愛の家の“愛”は誰にでも惜しみなく与える無償の愛を意味しています。私をはじめ、職員一同これからも、利用する人達の幸せの実現に向け精進してまいりますので、これからもご支援賜りますようお願い申し上げます。

平成25年4月29日
施設長 長岡 均

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