施設長より一言

平成28年度
3月

"彩の国あんしんセーフティネット事業"

 今年度も残り1ヶ月となりました。平成28年3月31日に成立した改正社会福祉法は、平成29年4月1日より施行されます。改革の視点として、ガバナンスの強化・事業運営の透明性の向上・財務規律の強化・地域における公益的な取り組みを実施する責務・内部留保の明確化と福祉サービスへの再投下・行政の関与の在り方があげられています。当法人においてもその為の作業に追われていますが、どこの社会福祉法人においても、今、その準備にお忙しい事と思われます。
 埼玉県発達障害福祉協会では、今年度と来年度「地域における公益的な取り組み」についての実態調査を実施しています。調査の途中ではありますが、それぞれの法人で工夫して、地域における公益的な取り組みを実施している様子がみえてきました。埼玉県では、先駆的に事業を始めていた大阪府・神奈川県の取り組みを参考に、平成26年9月より生計困難者に対する相談支援事業(彩の国あんしんセーフティネット事業)を開始しました。この事業は、制度の狭間にある生活困窮者や、制度利用までの間の緊急対応を要する方に対し、経済的援助(現物給付)を含む寄り添い型の総合相談を行うもので、会員として事業に参加する県内社会福祉法人が資金を拠出し、基金を作り運営しています。
 当法人でも、開始当初より事業に参加させていただき、CSW(コミュニティソーシャルワーカー)を中心に相談支援を実施しています。市町村社協・地域の関係機関や民生委員・児童委員との繋がりを大切にし、社会福祉法人としての使命を果たしていく事が、重要であると考えています。
 江南愛の家は、昭和58年4月の施設開始からまもなく丸34年となります。入所利用者の平均年齢は51歳となり、数年来、重度・高齢化は大きな課題となっています。加齢による病気での通院は年々増すばかりですし、今年は1名の利用者との悲しい別れがありました。又保護者の方々も高齢化しています。親なき後の事も切実な課題です。保護者の告別式に今年も何度か行く事になりましたが、一緒に参列した利用者の悲しみを考えると胸が痛みます。そこでの利用者・職員に対する心のケアは施設長として大きな役割となっています。普段より、心と心の関わりを大切にし、自分で考え行動していきたいものです。
 今年度は、防犯・防災について考えさせられる年となりました。障害者支援施設での殺傷事件・熊本地震・東北北海道での台風被害等々。どれもが予期せぬ出来事でした。防犯・防災マニュアルの作成・訓練の実施、ハード・ソフト面での整備、緊急に備えなければならない事項が山積みとなっています。次年度に向け、ひとつひとつをクリアし、安心・安全な生活に努めていきます。


平成29年3月1日
施設長 長岡 均

2月

"大相撲トーナメント"

 二十四節気のひとつである。
 立春(2月4日)、雨水(2月18日)が過ぎ、春らしい暖かい日、そして真冬の寒い日が繰り返す日々です。今年は風の強い日が多いように感じています。

 2月5日、第41回大相撲トーナメントを観戦するため、両国国技体育館に出掛けてきました。2年ぶりの観戦となりました。(埼玉県社会福祉共助会の格安チケットの購入で半額)チケットを申し込んだのは12月でした。1月場所の優勝で、まさか稀勢の里が横綱に昇進していることは、想像していませんでした。チャンコ鍋の昼食を食し、国技館に入場しました。会場は稀勢の里フィーバーもあり、満員御礼です。大相撲トーナメントは、本場所とは違う楽しみがたくさんあります。OB戦では、振分親方(高見盛)や鳴戸親方(琴欧州)らの取組みを楽しむことができました。ちびっこ相撲では、子供たちが大きな力士を相手に取組み、笑いで会場は盛り上がりました。初切(しょっきり)も楽しむことができました。横綱土俵入りでは、新横綱 稀勢の里の雲竜型土俵入りの堂々とした姿に感激させられました。幕内トーナメントは稀勢の里の優勝という結果になりました。本当に楽しい1日を過ごすことができました。

 2月20日、この日は私の誕生日です。無事60歳の誕生日(還暦)を迎えることができました。決して健康な体ではありませんが、古稀(70歳)までは健康に留意し過ごしていければと、改めて感じています。

 “鬼は外・福は内”  江南愛の家でも豆をまき、一年の幸せと無病息災を祈ることができました。


平成29年2月23日
施設長 長岡 均

1月

"一年の計"

 新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
 この冬1番の寒気により、寒い毎日が続いています。熊谷では、最低気温がマイナスの毎日です。幸い、利用者のインフルエンザはまだ見られていない状態で、ほっとしています。

 今年も例年同様、元旦からの出勤でした。28名の利用者は帰宅できずに、園で年を越すこととなりました。保護者の加齢により、毎年帰宅できない利用者が増えている状況となっています。やむを得えないことではありますが、少しでも帰宅することができればいいなと思っています。「あけましておめでとう。今年もよろしく。」と明るく挨拶してくれる利用者の明るい顔が、私の心を癒してくれます。

 1月3日からの3連休は楽しみです。3日は浅草寺で初詣をし、健康な毎日と皆の幸福の実現をお願いしてきました。浅草で食事とチョッとの日本酒を楽しみ、国立西洋美術館にて開催されている特別展“クラーナハ展500年後の誘惑”を観て来ました。クラーナハという画家を私は知りませんでした。ドイツ・ルネサンスを代表する芸術家であり、マルティン・ルターにはじまる宗教改革に深く関与したことも、初めて知りました。女性の姿をエロティシズムで描く作品の数々にも初めて出会うことができ、とても感動させられる1日となりました。今年もたくさんの芸術に出会う機会を見つけたいと思っています。

 私のお正月のお楽しみのひとつ。箱根駅伝。母校、日本大学は最下位の20位で終わりました。青山学院大学の3連覇。大学駅伝3冠。母校の駅伝名門復活を願っています。

 1月も、もう残りわずかとなりました。1ヶ月が過ぎるのがとても早く感じます。今年も1年、無事に皆なとともに歩んでいきたいと思っています。


平成29年1月26日
施設長 長岡 均

12月

"今年も終わりか〜"

 今日は1年の中で昼の時間が最も短い冬至。今年も残り10日となりました。私の年令のせいででしょうか?仕事に追われているからでしょうか?1年が過ぎるのが本当に早く感じられます。


 12月18日、愛の家クリスマス会を盛大に催すことができました。利用者、保護者、職員168名の参加によるパーティーとなりました。職員総出で前日より会場のセッティング、手作りの料理、心を込めて準備をしました。当日は当法人理事である大沢さん一家5人(いづみ寿司経営)が来園し握りたてのお寿司をたくさんいただくことができました。お楽しみ会では、本庄第一高等学校吹奏楽部の皆さんによる、演奏を楽しむことができました。 本当にありがとうございました。


 ここ数年恒例としている京都への旅をして来ました。今回は3つ目の目的を持って出掛けました。ひとつは、清水寺で今年の漢字を見て、一年を振り返ること。ひとつは、今年より当日予約でも見学可能となった修道院離宮を訪れること。そして、ユニバーサル・スタジオジャパンでハリーポッターの世界を楽しむことです。USJは十分に楽しむことができました。修道院離宮は現地まで行きましたが、予約の時間が合わずに断念、今年の漢字は、12日の“漢字の日”に発表ということで、1日早い訪問となったために見ることができず残念な思いです。 「今年の漢字」は“金”です。1995年から始まった世相を1字で表す「今年の漢字」は 、22回目です。初年は“震”でした。阪神大震災の年です。振り返りながら見ていると、その年の世相がよく表されています。今年はリオデジャネイロオリンピックの金メダルラッシュや、政治と金の問題等が理由として挙げられます。来年はどんな年になるのでしょうか。


 社会福祉法が改正され、その手続きのため年度末まで忙しい毎日が続きそうです。 法人の定款変更もそのひとつで、やっと手続きを済ませたところです。 全国にある社会福祉法人すべてが同じ手続きをしなくてはなりません。行政の担当課も、さぞかし大変な作業となることでしょう。社会福祉法人が、社会の誰からも認められる第一歩となりますように!


今年も皆様には、たいへんお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願い致します。
今年も終わりか〜。


平成28年12月21日
施設長 長岡 均

11月

"11月の雪"

 今日は早朝から雪となり、54年ぶりとなる11月の積雪となりました。熊谷では、6cmの積雪となりました。関東各地から、転倒事故や交通事故のニュースが聞かれます。冷え込みが強く、路面の凍結が心配されます。今日、私は浦和まで出掛けましたが、電車もほぼ通常通りに動いていました。愛の家の通所の人達も、普段と変わりなく利用でき、ほっとしました。11月に雪が降った年は大雪が心配されるといいます。今冬はどうなる事でしょう。

 22日の朝6時頃、大きな揺れで目を覚ましました。福島沖を震源とするM7.4の地震でした。福島県では震度5弱、熊谷は震度4でした。今回の地震は、2011年3月の東日本大震災の余震とみられると言う事です。4年ぶりに津波も発生しました。5年以上が経っても、まだまだ東日本大震災の影響があると言う事です。大きな事故はなかったようですが、今後も注意して行かなくてはなりません。防災への備えを忘れずに。

 先日、上野の森美術館で開催されている、デトロイト美術館展を観て来ました。モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、マティス、ピカソ、モディリアーニ他、印象派以降の多くのヨーロッパの名画に出会う事ができました。月曜日に行きましたが、ビックリした事は、月・火曜日限定ではありますが展示室内での写真撮影が可能でした。初めての事でした。月・火曜に観に行くと少しお得感があるかもしれませんね。

 社会福祉法の改正に関わる一連の作業で今、社会福祉法人は大変忙しい時となっています。11月11日に出された、定款例により各法人では定款の変更手続きが始まりました。来年6月までは様々な変更をしていかなくてはなりません。国民の目から見て、わかりやすい社会福祉法人となっていく為に!


平成28年11月22日
施設長 長岡 均

10月

"スポーツの秋・芸術の秋・食欲の秋"

 秋の色もようやく濃くなってきました。今朝はこの秋一番の冷え込みとなりました。奥日光では、紅葉の見頃となっています。昨日は愛の家ゴルフコンペで軽井沢72GC、紅葉の中でプレーを楽しむことができました。年に1度、職員の親睦で始めたコンペも今回で30回目を迎えることができました。近隣施設や栃木県の施設、参加いただいた関係者とゴルフを通し、親睦を図ることができ、本当に有意義な1日となりました。

 10月14日、石川遼プロの応援のため久しぶりにゴルフの観戦に行ってきました。日本オープンゴルフ10月13日〜16日、狭山ゴルフクラブにて開催。松山英樹プロ、アダム・スコットプロと石川プロという組について回りました。すごい数の観客で、移動するのも大変でした。

 私たちが普段プレーするコースとは違い、本当に難しくコース設定されているなかで、プロの豪快なショット、巧みな技に魅了させられました。最終日松山プロの優勝、石川プロ7位という結果となりました。翌週のメジャー初戦も石川プロは10位となり、今後ますますの活躍に期待するとともに、続けて応援していきたいと思っています。

 スポーツの秋の次は、“芸術の秋”。東京都美術館にて10月8日から開催されている、ゴッホとゴーギャン展に開催2日目の10月9日に出掛けてきました。2人は19世紀末に活躍しますが、生い立ちや性格だけでなく、絵画表現も大きく異なります。その2人は1888年に南仏アルルで2ヶ月の共同生活を送ります。2人の共同生活は、ゴッホが自分の耳を切り落とすという事件で終結を迎えます。本展に出品されているゴーギャンの「肘掛け椅子のひまわり」。ゴッホも「ゴーギャンの椅子」を作品として残しています。2人の関係を考えつつ興味深く観ることができました。帰りに有楽町で高知県のアンテナショップに立ち寄り、カツオの塩たたきをつまみに、高知の地酒を楽しみました。スポーツの秋・芸術の秋・食欲の秋を満喫する10月でした。

 江南愛の家のバザーまで10日となりました。今年も秋晴れのなかで、地域の人と共に楽しい1日となることを願っています。保護者の皆様に協力をお願いすると共に楽しい1日を過ごしていただきたいと思っています。


平成28年10月25日
施設長 長岡 均

9月

"防犯・防災"

 昨夜台風16号が関東地方を通過していきました。今日は秋を感じさせる涼しさです。8月31日、岩手県の認知症高齢者グループホームにおいて、台風10号に伴う豪雨により多数の入居者が亡くなるという痛ましい被害がありました。東北、北海道では水害・土砂災害も多数発生しました。又、台風16号は九州・四国と各地に大きな被害があったと報道されています。
7月の障害者支援施設における殺傷事件、そして今回の台風による災害。国・県からは防犯対策・防災対策の通知文が次々と届いています。改めて、防犯・防災に対する備えを考えさせられる毎日です。

 ブラジルのリオデジャネイロで開催されていたパラリンピック大会が日本時間8月19日、閉会式を迎えました。次回の開催は2020年東京五輪・パラリンピックへと引き継がれました。12日間に渡り、日本人の活躍に感動させられました。日本選手団は銀10個、銅14個の計24個のメダルを獲得しました。前回ロンドン大会の16個を上回りましたが、残念ながら金メダルの獲得はなりませんでした。驚くのは、中国のメダルの獲得数でした。金107個を含め239個を獲得しました。中国北京大会の開催に向けて強化が進みその後も専用となる施設を使用しての強化が引き続き実施された結果だと思います。日本では専用の強化施設も少なく、思うように強化に繋がらないのが現状です。埼玉県の障害者交流センターには、障害のある多くの人達がスポーツ施設を利用する姿を見かけます。今回の大会では若い人達の活躍を見る事が出来ました。4年後に向けて、潜在力のある選手を見付けて行く事も重要な課題となっています。ボッチャ・車イスラグビー、普段あまり見る事の無い競技、本当に楽しく観戦する事が出来ました。4年後を本当に楽しみにしています。

 8月の休日、格安ツアーに申し込み京都を訪れました。新幹線東京⇔京都、一泊ホテル代でなんと2万円ジャスト。しかし新幹線はこだまでした。のぞみは2時間20分、こだまは3時間30分かかります。格安ツアーなのでしょうがないですね。今回の訪問の目的は、初めて訪れる西芳寺(苔寺)・華厳寺(鈴虫寺)そして今年より一般開放されている京都御所でした。初めて訪れる地はどこも新しきを知る事が出来ます。苔寺では般若心経を唱えた後庭園へ。庭園は想像した通りの美しさでした。鈴虫寺では鈴虫の音と共に僧による説法を聴くことが出来ました。京都御所は3回目でしたが今回はバスツアーではなく、ゆっくりと観る事ができ、その時代、時代の移ろいを感じる事が出来ました。夜は美濃吉でいつものように日本酒と京料理。何度訪れても素晴しい街、京都です。

 10月4日〜5日 恒例の愛の家一泊旅行です。今年は新潟の地へ総勢126名で伺います。楽しみですね。


平成28年9月21日
施設長 長岡 均

8月

"リオデジャネイロ五輪"

 日本の南の海上で異例の進路をたどっている台風10号が、29日から30日にかけて本州付近に接近し、上陸する可能性がある状況です。非常に強い勢力で、大荒れの天気となる恐れもあり、今後の気象情報に注意するとともに、台風に対する備えをしなくてはなりません。被害がないことを願っています。30日から1泊の予定で、栃木県への発障協青年部会研修が予定されていますが、どうなることでしょう。

 7月26日、神奈川県の障害者支援施設での殺傷事件から1ヶ月が経過しました。障害者を標的とした今回の事件を受け困惑しています。埼玉県では、県内の入所施設(障害・高齢・児童)1,077施設のうち41施設を対象に防犯に対する調査を実施しました。内容は、不審者の侵入に対する危機管理マニュアルを作成していますか?警察の協力を得た防犯訓練を実施していますか?緊急時に直ちに警察や消防などに通報できる体制を整備していますか?等でしたが、多くの施設では防災対策は積極的に取り組んできたが、防犯対策は不十分であるという結果でした。当園においても同様です。又、今回の事件発生後、8月4日フジテレビのグッディー、8月26日テレビ埼玉ニュース930の取材に当園も協力し、放送となりました。8月9日県内社会福祉施設10団体・行政等による防犯対策会議の結果を受け、通知文が出されました。当園においても、ハード・ソフト両面より防犯対策を今後検討していきたいと思います。地域に開かれた施設として逆行することなく、地域の協力を受けつつ、よりよい防犯体制を整備するよう努めていきたいです。

 南米で初の開催となったリオデジャネイロ五輪は、8月21日閉会式が行われ幕が閉じました。17日間、日本選手は活躍を続け、金12・銀8・銅21と史上最多の41個のメダルを獲得しました。涙と感動、スポーツは筋書きのないドラマです。私もテレビの前で大いに歓喜し、涙しました。史上最多の205ヵ国、地域が参加したリオ五輪。4年後には東京の開催となります。“おもてなし”の心。東京五輪ではどんな感動がまっているのでしょうか?世界の平和が続き、世界中から集う人々に本当にすばらしい大会だったと思っていただけるような大会になればと思います。東京五輪の開催は、2020年7月24日あと1427日。

 8月初旬、入所利用者Iさんの父の突然の訃報が届きました。当園の運営に日頃より協力していただきました事、本当に感謝しています。心よりお悔み申し上げます。


平成28年8月27日
施設長 長岡 均

7月

"あした、笑顔になあれ"

 例年であれば、熊谷うちわ祭り(7月20日〜22日)の頃には梅雨明けとなります。今日も曇り空。今にも雨が降り出しそうです。梅雨明けはいつ?
 今朝起きてテレビのスイッチを入れると大変なニュースが報道されていました。神奈川県立津久井やまゆり園での殺傷事件です。当園と同じく知的障害者が利用している障害者支援施設での重大事件となりました。
 7月26日午前2時30分頃に事件が発生したと報道されています。施設利用者149名の内、19名が死亡。23名が傷を負うという、平成に入ってから1番大きな殺人事件となりました。夜勤8名警備1名という夜間の職員体制でした。容疑者は”障害者がいなくなればいい“という供述をしているようです。同施設において今年2月まで勤務し、障害者支援の仕事に就いていた人による犯行。未然に防ぐことはできなかったのでしょうか。これから詳しい状況がわかってくると思いますが、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、平穏な生活が送れるよう傷ついた人、関係者の方々の1日も早い回復を願うばかりです。

 7月14日〜15日 さいたま市大宮ソニックシティにおいて、第47回関東地区知的障害福祉関係職員研究大会が開催されました。”支援をつなぐ、未来につなぐ“〜ネットワークの構築から生まれる可能性を考えませんか?〜という大会テーマでの開催。関東甲信1都8県から900名を超える参加者を迎えての大会となりました。当園からは私を含め7名で参加。運営に関わるとともに多くを学ぶ機会となりました。大会1日目の水谷修氏による記念講演”あした、笑顔になあれ〜夜回り先生、こころの授業〜には大変な感銘を受けました。主催者として成功のもと無事終えることができ、ホッとしています。私をはじめ参加職員は学んだことのひとつでも施設の運営に活かしていければと思っています。多くの関係者には心よりお礼申し上げます。
 当園のぶどう栽培、まもなく収穫の時期となります。今年もおいしいワインが飲めることを楽しみにしています。ジャガイモの収穫が終わり、キュウリ、ナスが今収穫の真っ盛りです。ネギ、里芋も順調に生育しています。楽しみがいっぱい!職員・利用者に感謝する日々です。


平成28年7月26日
施設長 長岡 均

6月

"友の死"

 梅雨空が続いています。九州熊本地方では20日からの豪雨により大きな災害となり、6名の方が亡くなられました。熊本地震の復旧もまだまだ進まない中で、追い打ちをかけるような豪雨。今日も大雨の予報となっています。これ以上被害が大きくならぬよう願うばかりです。関東地方といえば、水不足。冬の降雪量が少ない影響、そして5月からの降雨が少ない影響により、利根川水系のダムの貯水量は30%となり、取水制限が始まり、これから夏を迎え水不足が心配されています。自然の力にはなすすべもありません。恵みを!

 6月26日面会日は、保護者会の奉仕活動として、園庭の草取り、居室清掃となっています。当園開設以来、利用者・保護者・職員が車の輪のように協力していく姿勢はいまも変わりなく続いています。保護者の方々の加齢とともに、大変になってきているかと思われますが、歴代会長さんの元に築かれてきた良き伝統が、これからもずっと続いていくことを願っています。よろしくお願い致します。

 友人の死。公私共に親しくさせていただいていたS.Nさんが、去る5月28日ご逝去されました。59歳という年齢は余りにも早すぎます。茨城県の障害福祉のリーダーとして、まだまだ活躍が期待されていただけに残念でなりません。何度も旅行を共にしたり、ゴルフをしたり。そして楽しい酒を飲み、話をすることもできなくなりました。心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

 6月5日 Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されていた、ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳わたしの国貞≠観に出掛けてきました。江戸時代、浮世絵は、人気役者や美しい女性のファッションを伝える重要なメディアでした。歌川国芳、歌川国貞、二人の天才浮世絵師。三人の作風は対照的ですが、作品を鑑賞し、二人のファンになりました。またの機会を楽しみにしています。


平成28年6月22日
施設長 長岡 均

追 先月、施設長よりひと言を休載したことをお詫びいたします。

4月

"熊本地震"

 平成28年4月14日に発生した熊本地震は、21日で1週間が経過しました。14日の前震、16日の本震で震度7の揺れが2度襲うという過去にない地震です。21日までに観測された地震の総回数は761回。震度4以上の揺れが91回という余震が続く中、亡くなられた人が48人にも上っています。さらにエコノミークラス症候群などによって亡くなる震災関連死も11人に増えています。心よりお悔やみ申し上げます。毎日、テレビ・新聞で現地の様子が報道されています。いまだ10万人以上の人が避難生活を余儀なくされています。避難所で生活する人、再び強い余震が襲うかもしれない不安から車中泊を選ばざるを得ない人々。配給待ちの長蛇の列、倒壊した多くの家、土砂災害、いまだに全てが復旧しないライフライン、鉄道・新幹線・道路の被害、そして名城熊本城の姿…。報道を見る度に心が痛みます。

 当園、○職員の実家は、熊本県大津町です。実家は半壊状態であると聞いています。大津町には、母・姉、南阿蘇村には祖父母が暮らしています。1週間心配であったでしょうが、日々の仕事に真剣に取り組んでいました。22日夕方、○夫妻は九州へ向かいました。丸1日車を運転し、23日の夕方に無事到着したと連絡を受けています。ここ数日がれきの片付けをしているようです。日々、復興に向けて政府も取り組みを始めています。我々も出来る限りの応援をしていかなくてはいけないと感じるところです。一日も早く、普通の暮らしが出来る事を祈っています。


 今年の熊谷堤の桜は、本当に綺麗でした。3月の終わりに東京に出掛け、靖国神社・千鳥ヶ淵・上野公園・墨田公園と桜見物をしてきましたが、満開とはいかず残念な思いをしました。しかし、東京都美術館で開催しているボッティチェリ展を観る事ができ、感動してきました。ボッティチェリが数多く描いた聖母子像の中でも最高傑作のひとつ≪聖母子(書物の聖母)≫には特に感動させられました。またの機会には「ヴィーナスの誕生」を是非観たいと思っています。


 本日は、埼玉県発達障害福祉協会の年に1度の評議員会が開催されます。当協会は本年度、関東地区職員研究大会という大きなイベントを開催する年です。又本年は、役員の改選の年となります。無事に評議員会が終わる事を願いつつ、これから出掛けてきます。


平成28年4月22日
4月26日
施設長 長岡 均

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