施設長より一言

令和4年度
3月

"一年の振り返り"

 暖かな春を迎えています。全国の桜の開花は例年より早くなっています。園庭の桜は満開にまもなくなりそうです。4月6日に桜まつりをする予定ですが、葉桜見学になってしまいそうです。令和5年度初めての行事となります。楽しいひとときを過ごしたいと思います。 令和4年もあと残り6日となりました。今年度も新型コロナウイルス感染症と共に過ごす一年となりました。外出の制限や面会の制限に続き、利用者にとってとても不便な日常が今年も続きました。そして、12月29日から始まった当園でのクラスター。利用者・職員共に非常に大変な4週間となりました。そのような1年でしたが、職員の創意工夫の中で毎月変化のある行事を企画していただいたことは感謝しております。又保護者会からもたいへんなお気遣いをいただき感謝しております。

昨年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻は日本国内に様々な影響となりました。原油・穀物をはじめとする輸入品の高騰による物価高は、私達の生活に大きな負担となりました。園の光熱費・食材費の値上がりは想像以上のものとなりました。まだまだ物価高です。引き続き国・県・市からの公的補助を願うばかりです。
今年は念願であった、隣接地3ヶ所を購入できました。大規模修繕(建替え)の計画の第一歩となります。建築費の高騰という大きな課題も残っていますが、早期実現に向け努めていく所です。
4月1日に新年度となります。新たに3名の職員が入職します。職員数68名(パート7名含む)体制となります。利用者は通所者1名が加わり78名(通所19名)となります。新たな体制のなかでも質の高い支援に努めていきたいと思います。又新型コロナウイルス感染症が5月8日より2類から5類へと変更されます。感染状況を見つつではありますが、行事・外出・面会等3年前の状況に戻せるように考えていきたいと思っています。世間ではお花見・飲食・旅行等楽しく過ごす様子が報道されています。日常の生活へ一時も早く戻れることを願っています。

令和5年3月27日
施設長 長岡 均

2月

"施設長より一言"

 令和4年度事業が残り1ヵ月となりました。園庭の梅の花は満開となり、木々の蕾も膨らみ春本番を迎えようとしています。

 3月1日、2024年春に卒業する大学生への会社説明会が解禁され、就職活動が始まりました。全国各地で合同企業説明会が開かれ、多くの学生が参加している様子が報道されています。コロナ禍からの経済回復で人手不足が進む中、採用人数を増やす企業も多くあります。又、中小企業の6割近くが賃上げを予定していますし、大企業では初任給の大幅な引き上げをする企業もあるようです。異業種すべてではありませんが、我が業界は、比較的賃金が高いとは決して言えません。賃金は企業選択のひとつであるともいえます。今でも人材不足となっている社会福祉事業所にとって、今年度の初任者の採用は、今以上に厳しくなることが予想されます。業界全体の魅力発信はもちろんのことですが、自らの事業所の魅力をいかに就職活動する人達に伝えていくかが重要であると考えます。

 新型コロナ感染拡大が縮小傾向となり、感染症法上の分類が5月8日「2類」から「5類」に移行することとなりました。当園では年末から年明けまでの間、初めてクラスターが発生しました。(詳細は別貢の通り)感染力の強さは想像以上であり、対応に追われる毎日となりました。その間、関係機関及び近隣事業所の皆様の協力には感謝しております。新型コロナ感染症は終息した訳ではありません。今後も感染予防に努めていく必要があります。3月13日からのマスクの着用について、国の指針は「個人の判断」を尊重するとしていますが、当面の間、職員についてはマスクの着用は必須にする考えです。コロナ禍の3年間未実施となった事業の復活を望んでいるのは利用者の皆様です。次年度事業計画では、未実施となった事業の復活と共に、コロナ禍で実施してきた行事等を併せ、多くの楽しみのある生活が実現できるように努めていきます。

 昨年2月24日に始まったロシアのウクライナ軍事侵攻は、一年が過ぎ今尚続いています。その影響により、食料やエネルギーといった商品市場が高騰し世界経済に大きなショックを与えています。日本でも、電力・ガス・食料品等物価上昇が続き現在に至っています。そのことは、すべての家庭・事業所にとって深刻な問題となっています。社会福祉事業での収入は基準報酬額により決まっています。支出は経費の削減努力が必要不可欠であるとされてきました。しかし、必然として高騰し続ける物価高では対処の仕様もありません。来年度予算編成に苦慮しているところです。物価高は中長期計画にも大きな影響を与えています。今年度は、近い将来の建物大規模修繕に向け、隣接地の購入をしました。しかし、建築資材の高騰は想像以上であり、先が見えない状況ですが、できるだけ早期の実現に向けて取り組みたいと考えています。又、熊谷市では今年度より地域生活支援拠点事業が始まり、面的整備として進めています。多くの課題もありますが、地域福祉に貢献できるよう今後も協力していきます。そうすることが、福祉の実現に繋がるからです。


令和5年3月1日
施設長 長岡 均

1月

"クラスター"

  新年明けましておめでとうございます。昨年中は関係皆様にお世話になり本当にありがとうございました。本年も宜しくお願い致します。

 1月24日から今季最強の寒波の影響で、日本列島各地で被害がでています。熊谷は24日夜より強風が吹き、25日の最高気温が2.8度と本当に寒い1日となりました。2月4日には立春となりますが、春が待ち遠しい毎日です。  福祉新聞の報道では、新型コロナウイルス感染症の発生福祉施設の累計が、2020年2月24日の初確認以降、1月16日時点で12万3215ヶ所となっています。クラスターは4万2767ヶ所で起きていて、感染した職員、利用者の累計は少なくとも56万5947人に及び、1635人が死亡しています。当園では、新型コロナウイルス感染症が確認されて以降3年近く、職員数名の感染はありましたが、クラスターが起きることなく過ごしてきました。
しかし、昨年12月29日利用者ひとりの感染が初めて確認されました。その後は感染者が増え続け、12月30日には利用者15名、1月1日は利用者15名、1月2日は利用者14名と、まさにクラスター状況となりました。その間には職員の感染も広がり、最終的には利用者56名、職員24名計80名が感染することになりました。幸い重篤化する人もなく、1月23日"終息宣言"となりましたが、非常に長い26日間でした。

 初めてのクラスターを経験することにより大きな学びとなりました。関係機関との重要性。保健所、県及び市障害支援課、福祉事務所等からは対応の仕方について、適切な指導を受けることができました。年末年始と重なりガウン・グローブ・マスク他感染予防物資の調達が難しい折り、埼玉県発達障害福祉協会他関係事業所の皆様からの応援物資には心より感謝申し上げます。事業所として、これ程までに感染予防物資が必要になるとは思わず、備蓄不足を反省することとなりました。又通所利用者の方々には1月4日から23日までの間、通所部閉鎖という事で、ご不便を掛ける事となり心より、お詫び致します。
24日からの再開では利用者の笑顔に出会えほっとしています。年末年始にも関わらず、役職員、職員が一丸となり、この危機的状況を脱することができたことは本当に良かったと思っています。昨年新型コロナ感染症法上の分類が「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類相当」に引き下げられる方針が決定されました。しかし、感染が終息したわけではありません。今後再びクラスターにならぬよう感染予防に努めていきたいと思います。

 "今年はうさぎ年、飛躍・向上の年になりますように!"

令和5年1月28日
施設長 長岡 均

12月

"戦"

 今年も残りわずかとなりました。年末年始にかけて晴れの日が続くと予報されています。しかし、日本海側や北海道では寒波による大雪の被害が報道され、日常の生活にも支障がでているようです。寒い毎日が続きますが、冬晴れの中で過ごせる事に感謝しなくてはなりません。

日本漢字能力検定協会は12月12日、一年の世相を漢字一字で表現する「今年の漢字」を選出し発表しました。「戦」となりました。「戦」が選ばれたのは、アメリカ同時多発テロ事件などがあった2001年以来、2回目となります。今年は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻など戦争があったことや、円高・物価高など生活の中での「戦い」を体感させられたことがあったと思います。又サッカーワールドカップや冬の北京オリンピックで日本が活躍し、熱戦が繰り広げられたことが考えられます。来年はどんな一年になるのでしょうか?

12月25日、利用者、職員115名の参加でクリスマス会を開催しました。今年のテーマは“CHRISTMAS in WONDERLAND”。テーマの通り、会場はすばらしく飾り付けられていました。今年も“いづみ寿司”さんにお寿司を握っていただき、手づくりの料理と共に会食を楽しむことができました。新人職員の出し物を予定していましたが、新型コロナウイルス感染の影響もあり、残念ながら来年へ延期となってしまいました。音楽療法グループの発表やビンゴゲームと、お楽しみ会も十分に楽しむ事ができ、笑顔の時となりました。特にクリスマスプレゼントを受け取った時の笑顔は印象的でした。来年は保護者の方々と同席で開催できる事を願っています。

新型コロナウイルス感染が始まり、4年目となります。この3年間を振り返ると楽しい思い出はあまりありません。私達職員は感染予防に努めつつも、ある程度の社会的活動をすることができています。しかし、入所利用している人達はそうはいきません。活動に制限される事が多くあります。職員が創意工夫し、イベントを開催していますが、利用者の楽しみである外出や面会はまだ少ししか実現されていません。県内の多くの入所施設でクラスターとなっていますが、当園はクラスターとなることなくここまで過ごしてきました。現在も感染拡大が続いています。感染予防に努めつつ、楽しい毎日となるよう取り組んでいきたいと思います。 良いお年をお迎え下さい。

令和4年12月26日
施設長 長岡 均

11月

"大金星"

 園庭のいちょう・泰山木などの木々の葉は、紅葉から落葉と移ってきています。11月23日二十四節気の"小雪"が過ぎ冬を身近に感じる今日この頃です。  新型コロナウイルスの感染拡大以降、中止となっていた面会を条件や制限付きではありますが再開させていただきました。11月中は4日実施し、16家族が面会を楽しんでいただきました。12月も5日実施する予定となっています。尚12月は日程の都合で、オンライン面会は中止とさせていただきます。尚今後、感染拡大の状況によっては来年以降の面会が中止になることもありますので、家族の皆様には御理解いただきたいと思います。12月中旬には、第5回目のワクチン接種を予定しています。インフルエンザの流行時期とも重なる季節となります。今後も感染防止に努めていきたいと思います。

 今年も楽しみにしていたバザーは中止となりました。替わりのイベントとして"秋まつり"を行いました。11月3日は晴れの特異日と言われますが、当日は雲ひとつない晴天となりました。カラオケ・ゲームコーナー・ビンゴ大会と楽しい一日を過ごすことができました。手づくり掲示板特別号の写真の通り、皆の笑顔が印象的でした。12月予定のクリスマス会も家族の参加は見送りとなります。来年度以降、旅行・バザー・クリスマス会を皆で共に実施できるよう願っています。

 サッカーワールドカップ・カタール大会が始まりました。11月23日、日本はグループリーグE 組の初戦で、優勝4度を誇るドイツに2対1で逆転勝ちしました。大金星です。午後10時にキックオフと遅い時間でしたが、初めから終わりまでTVに釘づけで応援しました。前半は防戦一方でした。よく1点で凌いだと思います。後半は森保監督が繰り出す勝負手が良く決まりました。システム変更・選手交代すべてがうまくいき監督冥利に尽きるでしょうネ。次戦11月27日コスタリカ戦が本当に楽しみになりました。チームがひとつ(ワンチーム)になったことが勝因でしょう。職場においても、ひとりひとりが自分の持つ個性を発揮し、管理者がそれぞれの個性を発揮できるように一つにまとめていく事が大切であると感じています、今年もひと月を残すのみとなりましたネ!


追 先月、施設長よりひと言を休載したことをお詫びいたします。

令和4年11月26日
施設長 長岡 均

9月

"日帰り旅行"

お彼岸が過ぎ、朝夕は過ごしやすい日々となっています。しかし、昼の残暑はまだ続いています。熊谷では、昨日気温30度の真夏日となりました。例年の事ですが、園庭では彼岸花が待っていたように満開となっています。9月20日の読売新聞“編集手帳”にこんな記載がありました。 "虫の音を愛でる国民性は際立つものなのだろう。中略 今年6月下旬に、多くの地域で過去最も早い梅雨明けが伝えられた。その頃、セミの鳴き声が聞こえないと各地で話題になった。いかにも日本らしいが、先頃の気象庁の発表にうなずいた。梅雨明けを1ヶ月遅い7月下旬に修正した。ならばセミの大合唱が夏の暑さを盛り上げていた頃だ。虫のほうが梅雨明けを正確に知ることができるのかも。夜の帳が降りるのは日々早くなって、長くなる夜に虫の音が響く。10世紀に編纂された古今和歌集に〈秋の夜の明くるも知らず鳴く虫はわがごとものやかなしかるらむ〉(藤原敏行)とある。悠久の時を越え届く情緒である。"江南愛の家は、自然に囲まれ季節の移ろう様子が感じられる素晴らしい所です。秋の虫の音を聞き、ゆっくりと秋の夜長を楽しみたいものです。

9月21日、予定通りに日帰り旅行が実施されました。出発前から参加利用者の楽しみにしている様子が印象的でした。片や留守番の利用者はちょっぴりさみしそうにも感じました。帰園後も皆が楽しそうにしていたので一安心です。9月28日には、第2班の実施予定となっています。幸い天気も良さそうなので楽しみにしています。私も第2班に参加してきます。水沢うどんの昼食がとても楽しみです。来年は皆で一泊旅行を実施できるといいですね。

今後の行事予定は、11月3日バザーは中止となり、昨年同様入所利用者・職員による“秋まつり”となります。又12月開催予定のクリスマス会につきましても昨年同様の開催となる予定です。 新型コロナウイルス感染者の数は、減少傾向となっています。しかし、下げ止まりという感がします。当園でも、職員・通所利用者が感染している状況です。入所利用者の感染が始まるとクラスターになることが予想されます。感染予防のため引き続き対策をしていきますので、保護者・家族の方々には、ご理解いただきたいと思います。

 日本列島は、9月になり毎週台風被害となっています。今年も残り3ヶ月、大災害が発生しないよう願っています。


令和4年9月27日
施設長 長岡 均

8月

"3年ぶりの旅行?"

 例年と比べ暑い夏が終わりに近づいています。少しではありますが、朝夕過ごしやすくなったような気がします。利用者は、ひとりも熱中症になることもなくホットしています。 新型コロナ感染症第7波は、首都圏では高止まりといった状況ですが地方では未だ感染拡大が続いています。当園でも8月の初旬から職員数名が感染しています。しかし、利用者の感染はありません。職員が感染した場合は10日間の特別休暇、濃厚接触者は7日間の特別休暇と、施設内にウイルスを持ち込まないように対応しています。又、第7波では行動制限は出されていませんが、職員には感染防止に努めるように注意喚起しています。施設内でのクラスター発生ということにならないように今後も努めていきたいと思います。

 ビックニュース。8月22日から、利用者、職員の第4回目のワクチン接種が始まりました。9月初旬には終了する予定となっています。例年ですと一泊旅行が予定されていますが、今年度も中止となります。それに代わり今年度は、9月21日・28日と2班に分かれ、入所利用者の日帰り旅行を実施する予定としました。広々とした伊香保グリーン牧場散策と貸し切りの会場で水沢うどんの昼食。一日を計画しています。2年以上に渡り入所利用者は外出の機会がありませんでした。楽しい一日となるよう願っています。

 第104回全国高校野球大会の決勝が8月22日甲子園球場で行われました。仙台育英高校が下関国際高校を下して優勝しました。104度目の夏の大会で初の白河の関越えと東北地方初の栄冠に輝きました。仙台育英の須江監督のインタビューから"100年開かなかった扉が開き、多くの人々の顔が浮かびました。熱い思いに応えられて何よりです""青春はすごく密なのに、そういうことはだめだと言われ、活動していてもどこかでストップがかかるなか諦めないでやってくれました。目標になるチームがあったので暗い中でも走っていけました。全国の高校生に拍手してください"と観客に呼びかけました。本当に感動しました。
 8月24日ロシアによるウクライナ侵攻が始まり半年が過ぎました。この日はウクライナのソ連からの独立記念日でもありました。終わりの見えない侵略戦争。ウクライナ国民に何の非もありません。ロシア軍の一日も早い撤退を願うばかりです。 


令和4年8月25日
施設長 長岡 均

7月

"第7波"

 6月27日、例年より22日早く梅雨明けとなりました。今、夏本番となり暑い毎日が続いています。7月27日、恒例となっている納涼祭が無事に終わり、利用者の皆様は楽しい一時を過ごせたようです。
 新型コロナウイルス感染拡大が第7波となりました。感染力の強いウイルスで今まで以上の感染拡大となっています。先週1週間の全国の感染者数は96万人となり、この間では世界で一番多くなっています。熊谷市は一昨日が198人、昨日が225人と今まで以上の感染者数となっています。利用者との面会の実施を予定していましたが、このような状況により中止となり残念に思っています。現在の予定では9月後半に日帰り旅行を予定していますが、状況を見つつ実施か否か判断したいと思っています。ウイルスが変異するたびに波が襲って来ていて、終息するのがいつになるのか予想もつきません。幸いなことに当園では、まだクラスターの発生はありません。第4回目のワクチン接種を8月後半以降に予定しています。今後も感染防止に努めていきたいと思います。
 全国各地で様々な行事が再開されています。又夏の行楽シーズンを迎え各地では行楽を楽しむ人々の姿が報道されています。7月20日から22日まで熊谷うちわ祭が3年ぶりに開催され、多くの人々でにぎわいをみせていました。私も少しですが、山車・屋台の巡行、お囃子の音色を楽しむことができました。うちわ祭は、疫病退散、五穀豊穣を祈念しての祭りです。一日も早く日常の生活となるよう願っています。
 新型コロナウイルス感染拡大、ロシアのウクライナ侵攻により、世界経済は停滞しています。特に、ウクライナ侵攻によるインフレは深刻で私たちの日常生活に大きな影響を及ぼしています。電気・ガス・ガソリンの値上がりや食料品の値上がりは、当園の運営にも大きな支障となっています。例年より暑い夏となっており、熱中症対策にエアコンの使用は欠かせません。食は私達にとって楽しみのひとつです。今までと同様の収入の中、いかに節約に努めつつ、健康で楽しい毎日を過ごしていけるか苦慮の毎日です。


令和4年7月28日
施設長 長岡 均

6月

"猛暑の毎日"

 今年の梅雨はどうしたのでしょうか。全国各地で猛暑が続いています。熊谷も2日連続の猛暑日となり、今日も猛暑の予想です。先週、畑に植えたネギ苗が黄色くなり始めて心配しています。雨が待たれる毎日です。6月初めに埼玉北部では、ピンポン玉程のヒョウが降り大変な被害が報道されました。毎年のように、天候不順となっています。これからの天気予報も晴れの日が続き、梅雨明け宣言が出されようともしています。本格的な夏に向かい、水不足・電力不足が心配されます。
 6月もあと一週間。第一四半期が終わろうとしています。入職式から早3ヶ月が過ぎようとしています。新しく職場に入った職員は、少しずつではありますが仕事にも慣れてきているようです。先輩職員に追いつけ、追い越せ。職場で同等に仕事ができる日を期待しています。
 新型コロナ感染は下げ止まりの様子に感じています。感染力の強いオミクロン株です。このまま終息に向かっていくとは考えられません。重症化となる確率は少ないようです。しかし、当園の入所者の平均年齢は54才を超え、最高齢者は79才になります。又、既応症のある人も多くいます。今まで、クラスターにならずに過ごしてきました。今後も注意を払い日々を過ごしていきたいと思います。現在、面会の方法について検討しています。近い将来、面会を再開できることを楽しみにしています。  熊谷では、6月30日高城神社の胎内くぐり、7月20日からのうちわ祭りが3年ぶりに開催されます。少しずつではありますが、社会が動き出していると思います。先日、私は長野善光寺御開帳に詣って来ました。回向柱に触れることによる功徳が得られることを願っています。

追 残念ですが、先月お伝えしたツバメの巣、カラスに襲われ、巣立ちを見る事が出来ませんでした。


令和4年6月27日
施設長 長岡 均

5月

"ツバメ来園"

 “目には青葉山ほととぎす初鰹”まわりの里山は夏に向かい緑濃くなってきています。園庭のバラは、満開となり、ウグイスをはじめ多くの鳥たちのさえずりの中で仕事ができることは喜びです。今年もツバメがやってきました。玄関の軒下の巣作りが終わり、産卵の時期を迎えています。無事に巣立っていくことを願い、見守っていきたいと思います。
ゴールデンウィーク明けからの新型コロナウイルス感染症拡大を心配していましたが、現在は高止まり状態でしょうか?5月20日、新型コロナウイルス対策としてのマスク着用に関する政府見解が発表されました。着用の基準は、主に屋内か屋外の違いと、人と2メートル以上を目安に距離を確保できるかによって分類されています。これから新型コロナウイルスとともに新しい生活様式に慣れていくためには、必要な事ではあります。しかし、福祉施設従事者としては、マスク不着用がひとり歩きし、拡大に繋がらないか不安もあります。 江南愛の家では、今後の面会の方法や行事のあり方・実施に向けても検討を始めています。保護者の皆様と会える日を楽しみにしています。
6月2日、例年ですと森林公園ハイキングの予定ですが中止となります。代替えとして2022年夏の運動会を園内にて実施します。企画について、担当職員が知恵をしぼり考えた事と思います。 利用者が楽しい一日を過ごせれば良いですね。
私も出掛けられない日々が、2年以上続いています。6月29日まで善光寺御開帳が行なわれています。七年に一度の御開帳は、絶対秘仏である御本尊の御身代わり「前立本尊」を本堂にお迎えして行う壮麗な行事です。ぜひ回向柱に触れ、その功徳をいただければと思います。新型コロナウイルスの早期終息、 世界の平和そして私達に少しでも幸あれと願いたいものです。
あと2週間程で梅雨になります。 熱中症対策と新型コロナウイルス対策。 心休まる事なく一年が過ぎていきます。


令和4年5月25日
施設長 長岡 均

4月

"開設40年目"

 新緑の季節となりました。園庭の木々は新目から若葉となり、隣接の林とともに美しい萌黄色になっています。4月20日、二十四節気のひとつ穀雨が過ぎ、まもなく八十八夜を迎えます。今年は、雨の日、晴れの日の寒暖の差が大きいように感じます。幸い体調を崩す利用者もなく、ほっとしています。
 4月1日、令和4年度がスタートしました。3月31日付で調理員、相談員計2名の退職がありましたが、4月1日付で新たに生活支援員、調理員、相談員の計4名が入職しました。愛の家・GH・相談支援センターの職員総数は71名(パート8名含)となっています。特に支援部職員は51名(パート5名含)となり、昨年度までの利用者2名に対して生活支援員1名の体制から、1.7名に対して1名と手厚い支援体制をとることができました。入所利用者の平均年齢は53.9才(最高齢79才)となっており、高齢、重度化が年々進み、より多くの支援が必要となっています。今後この体制を維持していけるように、職員が永く勤務できるよう努めていかなくてはなりません。又、職員の資質向上のための研修、そして職員個人が自己研鑽していくよう促していく必要性を感じています。当園開設40年目を迎える節目の年となります。よりよい施設となっていけるよう少しでも前進していきたいと思います。
 4月6日、新年度初の行事であるお花見を満開の桜の元で行いました。皆で笑顔の一日を過ごせたようです。ゴールデンウィークを迎えます。今年度も帰省は見送らせていただきます。新型コロナウイルスの感染状況は減少傾向ではありますが、高止まりといったところでしょうか。今年のゴールデンウィークは、多くの人出が予想されています。第7波とならないように願うばかりです。熊谷市の感染者数が4月19日に1万人を超えました。熊谷市民20人に1人が感染したことになります。県内では、未だにクラスターが発生している状況です。2年以上にわたり、面会・帰宅ができていません。感染者の拡大がある程度落ち着いた時には、面会・帰宅を再開したいと考えています。今までとは違った型での面会となる予定ですが、その時には保護者の皆様に連絡を致します。今後も施設内での感染防止には努めていきたいと思います。
 2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻が2ヶ月を過ぎました。報道で知る限り、民間人までを虐殺するという出来事に心が痛みます。一日も早く戦争が終わり、平和な日が来ることを祈ります。


令和4年4月25日
施設長 長岡 均

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