施設長より一言

令和3年度
3月

"春の訪れ"

3月20日、東京での桜の開花が気象庁より発表されました。園庭の桜のつぼみは、ここ数日で大分膨らんできました。今、園庭ではハクモクレンと沈丁花が満開となっています。春の訪れを感じる今日この頃です。4月6日は、園庭にてお花見会を予定しています。満開の桜の下で、春の陽の光を浴びながら楽しい時を過ごせることを願っています。熊谷さくら祭りは、3年ぶりの開催となります。利用者の皆が楽しみにしている露店での買い物は、コロナ禍により、残念ながら今年も中止とさせていただきます。“来年こそは”と言いながら2年が経過します。来年こそは出掛けたいですね。
3月16日夜、福島県沖を震源とする地震が発生しました。東北地方では震度6強となる大地震でした。熊谷も震度4と非常に大きな揺れとなりました。東日本大震災から3月11日で11年が経過しましたが、当時の記憶が蘇ってきました。一部地域では、インフラにも大きな支障が生じ、未だ不自由な生活を送っていると聞いています。当施設では、被害も無く済みましたが、災害への備えを改めて考えさせられる事となりました。又、2月24日には、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めました。ウクライナ各地では戦闘が続いています。大勢の市民が国外へ避難していますし、多くの民間人が犠牲になっていることも報道されています。本当に痛ましい出来事であるとともに決して許される事ではないと思います。世界の平和の祭典であるオリンピック・パラリンピックの間は、争いはしないとされています。ウクライナ侵攻、大地震、新型コロナウイルス感染拡大と良いニュースがありません。しかし、北京パラリンピックでの日本選手団の活躍には、大きな喜びを感じました。特に埼玉県深谷市出身の村岡選手の連日のメダル獲得、平昌から北京と2大会連続のメダル獲得、東京パラリンピックから北京パラリンピックと夏季冬季連続出場という数々の偉業を成し遂げました。感動ありがとうございました。
昨日の暖かさから一転、今日は雪が降り真冬に戻ったような寒さです。本日から、まん延防止等重点措置が解除されます。新型コロナ感染者数は減少傾向にありますが、第5波の頃と比較するとまだまだという感じです。今年度も残り10日となりました。新年度もコロナ禍でのスタートとなります。感染防止に努めつつ新しい年度を迎えたいと思います。


令和4年3月22日
施設長 長岡 均

2月

"春よ、来い"

園庭にある梅や沈丁花の蕾が膨らみ、春近しと感じられます。しかし、まだまだ寒い毎日が続き、今日も北風が吹いています。日本海側、北海道では暴風雪となっている様子が報じられています。春の訪れが待ち遠しいです。
2月20日2022北京冬季オリンピックが閉幕しました。17日間に渡るアスリート達の熱戦に感動の毎日でした。皆さんは、どんな種目に興味をもち感動しましたか?新型コロナウイルス感染まん延防止期間とも重なり、私は休日ともなるとTVにかじり付き応援をしていました。又、毎日オリンピック関連のニュースは必ず視るようにしていました。金メダルを期待されていた選手は実力を十分に発揮し、結果につながりまし た。又、若いアスリートの活躍や比較的新しい種目での活躍も目立ちました。最終日、女子カーリングは惜しくも銀メダルとなりましたが、チームの笑顔・涙に感動しました。そして、リザーブ石崎選手43歳は冬季五輪最年長のメダリストとなりました。ドーピング問題や判定を巡る問題は起きましたが、金メダル3個を含む冬季大会最多となる18個のメダルを獲得した選手団に大きな拍手を贈りたいです。惜しくもメダルを逃したフィギアスケートの羽生選手、スノーボードの岩渕選手は、今まで大会でチャレンジしたことのない大技に挑んだ姿も感動です。羽生選手がエキシビションで「春よ、来い」のメロディに乗り演技した姿は明日の日本のスポーツ界にとって春が来ると告げているように私は感じました。
新型コロナウイルス感染は、感染力の強い変異株オミクロンにより感染者が急拡大しています。第5波までとは比べものにならないくらいのスピードで第6波となっています。埼玉県、熊谷市共に感染者数は増え、本当に身近に感染の波が来たような気がします。職員家族にも感染者が発生し、濃厚接触者となり業務に支障が出始めています。第3回目のワクチン接種は2月21日から始まり3月1日までの間に、ほとんどの利用者・職員の接種が終了する予定です。まん延防止等重点措置は3月6日まで延長されましたが、その先どうなるかは不透明な状況です。近隣・知り合いの施設では、クラスターが発生しており、クラスターになった時の本当の大変さも聞いています。終息の見えない新型コロナ感染、いましばらくの間、皆様には協力をお願いするものです。
2022年2月22日“ニャン・ニャン・ニャン”猫の日です。この数字が6つ並ぶのは1222年2月22日以来800年ぶりということです。次は2122年2月22日100年後となります。何かいいことでもあればいいのですが?
2月20日、私は65才の誕生日を迎えることができました。この先何年働けるのかは自分でも解かりません。健康に注意し、できるだけ長く福祉に関わっていければと考えています。


令和4年2月22日
施設長 長岡 均

1月

"再び感染拡大 オミクロン株"

1月20日は二十四節気の最終節である“大寒”でした。1年のなかで最も寒い時期という意味があります。今日も北風が吹き寒い一日となりました。
 新型コロナウイルスの感染が急激に拡大しています。世界各国で感染拡大しているオミクロン株が、日本でも感染者が増大となっています。この3日間、全国の感染者は5万人を超え、埼玉県でも2千人を超える数となっています。熊谷市内も昨日は93名の感染が確認され、今までで一番多い一日となりました。1月21日から2月13日まで、「まん延防止等重点措置」が適用されます。首都圏の飲食店は感染防止対策を実施する「認証店」では酒類の提供を可能とし、営業時間を認証店は午後9時まで、非認証店は午後8時までが原則となります。埼玉県は認証店であることに加えて、店が「ワクチン・検査パッケージ」を利用することを酒類提供の条件とし、ワクチン接種証明書か、陰性証明書を提示した客にのみ酒類提供を認めます。“すみません”と皆様にあやまってから!21日の日に私はひとりで夕食のため飲食店を利用しました。その店は認証店でした。私はワクチン接種証明を提示し、利用することができました。しかし、証明書を持たないお客様は実際に利用を断られていました。少しですが安心感を得ることができました。本当は、外出を控えなければならない身ではありますが。
まだ、感染拡大は続くと思われます。高齢者施設ばかりでなく、学校や保育所等でもクラスターが報告されています。職員・通所利用者の方々は、様々な場面で人との接触が考えられます。今まで以上にウイルス感染に注意し行動していただきたいと思います。
 2月中旬頃からになると思いますが、第3回目のワクチン接種が始まります。ワクチンの接種は、感染防止のひとつの手段であると考えます。ご理解のうえ協力していただきたいと思います。
 あと2ヵ月で、今年度も終わろうとしています。今年度も新型コロナウイルス感染に翻弄された一年となりました。来年度もこのような状況が続くことと思います。これから、来年度事業計画の時期を迎えます。感染の状況に応じ、臨機応変にできるよう計画していきたいと思っています。
 2022年冬季オリンピック北京大会が、2月4日に開幕します。ゆっくり、自宅でTV観戦したいです。日本選手団の活躍を楽しみにしています。


令和4年1月24日
施設長 長岡 均

12月

"愛"

 師走、12月になり寒い毎日が続いています。今日、熊谷の最高気温は6℃と予報され、今年1番の冷え込みとなりそうです。"光陰矢の如し"月日の過ぎるのは、まことに早いものです。コロナ禍の中、なおさらにそう感じるのかもしれません。
 12月18日、古い書類を整理するため、倉庫の片付けを行いました。その中から、職員会議や他の記録を見、いろいろと過去の記憶が思い出されました。昭和58年当園開設時は職員総数17名で、利用者は32名でした。昭和62年増設の年は職員21名、利用者56名でした。現在は、職員総数64名、利用者78名となっています。開設年と現在を比べると職員数は3.7倍、利用者数は2.3倍となっています。増設・通所部開設による職員・利用者の増加が考えられます。又、近年は、加齢により多くの支援が必要になってきたこと、強度行動障害者を支援するための職員の増員が必要となってきたことが考えられます。職員数は確保されていますが、よりよい支援をしていくためには、職員の能力・質の向上に努めていかなくてはなりません。そして何より大切な事、それは記録にもたくさん残っています。前理事長がいつも話しをしていた、江南愛の家の"愛"の持つ考え方です。聖書にはアガペーと記される愛があります。その愛は無償で惜しみなく与えるギフト・ラブです。「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず。人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてを我慢し、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。愛は決して絶えることがありません。」(コリント前書13章より)今、全職員がそのような愛の意味を理解し、行動していくことを期待しています。
 12月19日、クリスマス会が催されました。残念ながら今年も保護者・家族不在の会とはなりましたが、利用者の皆さんは楽しい時を笑顔で過ごせたようです。私も、おいしい料理・いずみ寿司さんに握っていただいたお寿司をたくさんいただき、楽しい時を過ごすことができました。来年こそは皆で、クリスマスをお祝いしたいですね。  今年も残すところ、一週間となりました。健やかに新年を迎えられる事を願っています。今年一年本当にありがとうございました。



令和3年12月26日
施設長 長岡 均

11月

"今年も残り1ヶ月"

 11月になり小春日和の毎日が続いていましたが、今日はあいにくの雨の一日となっています。手作り掲示板“特別号”にて、お知らせしたように、晴天のもとに開催した“秋祭り”では、入所利用者が笑顔で過ごすことができました。12月19日にはクリスマス会が開催されます。今年も残念ながら入所利用者と職員のみの参加となります。行事担当者を中心に職員全員で協力し、楽しいクリスマス会となるようにしていきたいと思っています。利用者が笑顔で過ごせることが、私たちの一番の願いです。

 全国の新型コロナウイルス新規感染者はこの7日間で平均139人となっています。8月後半、新規感染者が20,000人を超える日もあったことを考えると信じられないような気がします。緊急事態宣言が解除され、繁華街、観光地では賑わいが戻ってきているようです。11月13、14日の土日、秩父方面でも観光を楽しむ人達で道路が大変混んでいたと、人伝に聞きました。韓国では、規則の緩和に踏み切りましたが、新規感染者数は、過去最多を記録し、5日連続で3,000人を超えています。主な原因の1つが、高齢者のブレイクスルー感染ではないかとされています。早期にワクチン接種を受けた人はワクチンの効果が低下している可能性があります。日本でも同じような状況がいつ起きるのかわかりません。第6波の感染状況にならないよう願っています。そして、私達職員は施設にウイルスを持ち込むことのないように最大の注意をし、日々を過ごしたいと思っています。尚、インフルエンザの予防接種は、希望者全員が11月17日に接種することができました。これから冬を迎え、新型コロナウイルスとインフルエンザの感染防止に努めていきたいと思います。

 入所利用者の平均年齢は54歳を超えています。最高齢者は78歳となっています。昭和58年開園当初から在籍している利用者の多くは60歳になろうとしています。利用者の健康の維持に努めていかなくてはなりません。又、保護者の方々も高齢となっています。すでに兄弟の方々が身元引受人となっている家庭もあります。今後、高齢化に備えた準備をしていかなくてはならないと考えています。

 今年も残り1か月となります。今年最後の大きなイベント“クリスマス会”いい思い出となるといいですね。今年もいづみ寿司さんがボランティアで寿司をにぎっていただけます。今から楽しみです!



令和3年11月22日
施設長 長岡 均

1-月

"……の秋"

 10月になり、初旬は例年になく暑い日が続きました。その後は、寒い日が続き秋を通り越し冬が来たようです。今日も曇り空で寒い日となりました。園庭のいちょうの木からは、昨年以上の銀杏が実をつけ収穫となりました。畑のネギ・里いもは順調に育ち収穫間近となっています。今年は畑で捕れたサツマイモで焼きイモ大会を実施することができました。熱々の焼きイモを楽しげに食す利用者の笑顔が印象的でした。食欲の秋!

 北京冬季オリンピックの開幕まで100日となりました。スケート、スキー等ウィンタースポーツの競技が国内で開かれています。北京大会もコロナ禍での開催となりますが、日本選手団の活躍が今から楽しみです。プロ野球はまもなくシーズンの終わりとなります。セリーグはヤクルトの優勝。パリーグはどうなるでしょう?ラグビーのオーストラリアとのテストマッチ、とてもエキサイトすることができました。数々のスポーツイベントが開催されています。テレビ観戦ではありますが、楽しい時を過ごしています。自分自身、ほとんどスポーツすることがなくなりました。少しでも身体を動かすよう努めていきたいものです。スポーツの秋!

 東京都美術館では、9月18日より12月12日まで“ゴッホ展”が開催されています。“糸杉”“黄色い家”他絵画、素描、版画が展示されます。ミレー、ルノワール他の絵画もあわせて展示されるそうです。コロナ禍ではありますが観に行きたいと思っていますが、利用者・保護者・職員に自粛を求めている現状ではまだ無理ですね。芸術の秋!

 緊急事態宣言が解除された10月25日からは、街で楽しむ人々の様子が報道されています。夜の繁華街で酒を酌み交わす人達を見ていると本当に羨ましく思います。私達職員は、福祉従事者として、生活を支えるエッセンシャルワーカーの一員です。我々の仕事は人と人とのふれあいを主体としています。業務上、利用者と職員の密接は避けられません。これからも「命を預かる仕事」として強い責任感と緊張感を持ち仕事に向きあっていかなくてはなりません。コロナの終息はいつなのでしょう。インフルエンザのように、経口薬で治療ができるまでは終息とはいえなのではないでしょうか。コロナ禍での2度目の秋が過ぎようとしています。果たして来年の秋は?

 11月3日例年のバザー開催は今年も中止となります。代わりに利用者・職員による秋まつりを開催します。楽しい1日になるよう願っています。



令和3年10月27日
施設長 長岡 均

9月

"多様性と調和"

 すっかり秋らしい日々となりました。暑さ寒さも彼岸まで。園庭のヒガン花は満開となっています。今日9月21日は十五夜、中秋の名月を楽しみたいと思っています。アメリカでは9月の満月を“コーンムーン”と呼ぶそうです。とうもろこしを収穫するころの満月ということです。日本では“芋名月”と呼ばれることもあるそうです。

 第16回夏季パラリンピック東京大会が9月5日閉幕しました。東京大会には、162カ国、地域・難民選手団から4,400人が参加しました。13日間に渡り競技が実施され、日本選手団は金13、銀15、銅23の計51個のメダルを獲得しました。私は開会式翌日から閉会式当日まで、日本選手の活躍にテレビの前から拍手をする毎日でした。様々な障害により、残された体の機能を最大限に生かし、躍動した選手の姿に多くの感動を受けることができました。日本国内には、身体・知的・精神障害者計約960万人と全人口の7.6%が生活しています。私達は障害福祉に携わる一員として、個人の特性を理解し、いかに幸せな生活を過ごせるよう支援していかなくてはならないと改めて感じているところです。

 「変化は、気づきから始まります。互いの違いを認め、支えあい、いかなる差別も障壁もない、多様性と調和が実現した未来を必ずつくる。この決意が、社会の変革の契機となることを誓い、私たちは、さらに歩みを進めます」(パラ閉会式での橋本聖子会長のスピーチより)  9月20日は敬老の日でした。65才以上の高齢者人口は日本の総人口の29.1%・3640万人となり、過去最高となりました。高齢者の割合は、世界で日本がトップとなっています。私は、あと5ヶ月で65才になり、いよいよ高齢者の仲間入りです。29才で当園に勤務し、35年が経過します。又、高齢者の就業割合も過去最高となりました。私も健康に注意し長くこの職場で勤務できるよう努めていきたいと思っています。

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言は9月30日まで延期となりました。9月になり、1日当りの感染者数は減少しています。しかし、全国の感染者数は168万人を超えています。又、熊谷市の感染者数は2,100人を超え、人口比100人に1人が感染している状況です。近隣の施設では、クラスターとなっている事業所もあります。まだまだ厳しい状況が続くなか、今まで同様、最善の注意をはらい対応していきたいと考えています。残念ではありますが、昨年同様、一泊旅行は中止、バザーは秋祭りとし(入所利用者のみ)、クリスマス会(入所利用者のみ)の開催とさせていただく予定です。



令和3年9月21日
施設長 長岡 均

8月

"東京パラリンピック開幕"

 今日、8月23日は二十四節気のひとつ“処暑”です。厳しい暑さの峠を越した頃。朝夕に涼しい風が吹き、心地よい虫の声が聞こえる頃です。今年の8月はTOKYO2020開催の頃は毎日が猛暑、その後は梅雨の様な毎日が続きました。今日もはっきりとしない天気となっています。まだまだ残暑が続く予想となっています。西日本では、記録的な豪雨となり、多くの災害となりました。園庭では、つくつくぼうしが鳴き、夜になるとこおろぎの鳴き声が聞こえ秋はもうすぐそこまで来ているようです。

 新型コロナウイルスの感染は、急激に増加しています。埼玉県では連日のように1,000人を超える感染者数となっています。熊谷市も毎日増加を続け、今までの感染者数が8月22日現在1,680人となりました。県内の障害者施設でも多くの施設で感染が広まり、特に8月になってからは84施設、231人の陽性者数となっています。当園では8月24日利用者、職員ほぼ全員の第2回目のワクチン接種が終了します。接種後の副反応は、幸い数名の人達が熱発することがありましたが大事にはなりませんでした。しかし油断することはできません。今まで同様に、感染防止に取り組む必要性を感じているところです。保護者の皆様には、まだしばらくの間、御不便をおかけしますが、ご理解いただきたいと思います。

 新型コロナウイルスの影響で1年延期となった第32回夏季オリンピックの東京大会が今月8日閉幕しました。世界205か国、地域と難民選手団から1万1000人の選手が参加し、史上最多の33競技339種目で競い合いました。日本選手団は過去最多の583人が参加し、金メダル27個、銀14個、銅14個の計58個と日本の最多記録となりました。開会式翌日から閉会式当日まで毎日、日本人選手がメダルを獲得し、私はテレビにかじりつき毎日を過ごしました。皆さんも活躍する姿に感動したことと思います。開催に関しての可否等様々な意見がありました。私個人としては、とてもすばらしい大会であったと思っています。8月24日には、東京パラリンピックが開幕します。新型コロナの感染が拡大する中での大会となります。不安もありますが、参加するアスリートの方々の活躍を期待しています。又多くの感動する場面に出合えることと思います。

 例年ですと10月には一泊旅行を実施していますが、今年も昨年に引き続き中止となりそうです。日帰り旅行でもいいから実施できたらと願っています。今後の推移を見ていきたいと思います。



令和3年8月23日
施設長 長岡 均

7月

"東京オリンピック2020開幕"

 梅雨が明け、35度を超える猛暑の日が続いています。例年ですと熊谷うちわ祭りが開催され、街の中は多くの人で賑っています。しかし、昨年に続き今年も山車、屋台の巡行は見送られ、関係者が神事のみ執り行いました。コロナ禍、致し方ないとはいえ、とても残念です。今年も日本各地で催される祭りや花火大会などが中止となっています。来年こそは・・・?

 7月23日、東京オリンピック2020が開幕します。開会式に先立って21日、ソフトボール、サッカーの競技が始まりました。私は、サッカー女子の試合をTV観戦しました。カナダとの初戦、1-1の引き分けでしたが大いに楽しむことができました。これから8月8日の閉幕までの間TVでの応援とはなりますが、日本代表の活躍に期待しています。私にはオリンピックのTV観戦で思い出させることがあります。2000年シドニーオリンピック。生まれてから初めての入院生活10日間がオリンピック開催期間と重なり、点滴をしながら1日中TVで観戦していました。多くの日本代表選手が活躍しましたが、特に思い出すのは、ソフトボール、高山樹里選手の熱投です。おしくも銀メダルでしたが、その姿に感動したことが思い出されます。辛い入院生活、スポーツには気持ちを癒す力があると、つくづく感じた瞬間でした。

 新型コロナワクチン接種が当園においても始まりました。接種を希望する利用者・職員は1回目の接種を7月14日から8月3日までの間、接種券の届いている方から順次受けられるようにしています。2回目は8月4日から8月24日までとなっています。副反応が心配されますが、接種後3日間1日3回の検温をし、体調の変化に気を付けています。昨日の全国の感染者は4,943人と2ヶ月ぶりに4,000人を超えました。感染状況は第5波に入っており、埼玉県ではいつ緊急事態宣言が出されてもおかしくない状況であると考えられます。当園では、あと1ヶ月でワクチン接種が済みますが、まだ国民の50歳代以下の年代ではワクチン接種が進んでいません。今しばらくの間、感染防止に努めていく必要があると考えています。保護者の皆様には、御不便をおかけしますが、御理解の程よろしくお願い致します。
7月28日には、入所利用者、職員のみで"納涼祭"を開催します。ほんの少しの楽しみです。



令和3年7月22日
施設長 長岡 均

5月

"ワクチン接種"

 東海地方より西は早い梅雨入りとなりましたが、関東地方は例年より遅い梅雨入りとなりました。今日は夏至です。一年のうちで最も昼の時間が長い日となります。はっきりとしない毎日が続きますが、今日は青空が広がっています。朝礼・ラジオ体操・ウォーキングを屋外で実施することができました。長い昼の時間を大切に使いたいと思います。
 新型コロナウイルスワクチン接種が始まりました。当園利用者は65才以上の4名が6月18日第1回目の接種が済みました。当法人のおおぬま愛の家(認知症GH)は、6月14日利用者・職員全員の第1回目の接種が済みました。特別養護老人ホームや高齢者施設での接種は進んでいますが、市町村により格差があるようです。障害者施設も接種の優先順位は早いとされていましたが、当園には接種の通知は届いていません。高齢施設同様、市町村により格差があるようです。隣りの深谷市の障害者施設では第1回目の接種が6月中に実施されると聞いています。そのような状況ですが、大企業からの職場接種が突然始まりました。全国各地では、多くの福祉施設でクラスターが発生しています。業種別でも上位となっています。当初優先順位で早期に済ますべき障害者施設が置き去りにされたような気がしています。東京オリンピック・パラリンピックが1ヵ月後に迫り、接種率のアップを目指してのことであると感じています。一日でも早い接種の実現を望んでいます。
 東京都は6月21日「緊急事態宣言」から「まん延防止等重点措置」に移行しました。埼玉県は「まん延防止等重点措置」の対象地域を縮小し、7月11日まで延長します。しかし、対象地域以外についての自粛要請は継続されます。緊急事態宣言の有無に関わらず、私達障害福祉施設の関係者は、自粛生活を続けていかなくてはなりません。去年の今頃、来年は一泊旅行には行けるものと思っていました。まだ少し先のことですが、今年も一泊旅行は中止になりそうです。面会日の実施も、まだ先のこととなりそうです。せめて今年中に希望者全員が接種完了し、少しでも早く日常の生活に戻りたいものです。
先月号でつばめの事を記しましたが、巣づくりの途中でいなくなりました。残念でなりません。来年再び来てくれることを願っています。



令和3年6月21日
施設長 長岡 均

5月

"〜ツバメの巣作り"

 例年より早い梅雨入りになりそうです。先週は雨の毎日でしたが、今日は青空が広がっています。二十四節気の小満(しょうまん)が過ぎました。小満とはあらゆる生命が満ちていく時期のこと。太陽の光を浴び、万物がすくすく成長していく季節です。園の畑は今年もジャガイモが順調に育ち、里イモの芽が顔を出し、すくすくと育っています。6月には、ジャガイモの収穫が始まります。新ジャガを頬張るのが今から楽しみです。
園の周りの雑木林は、春になると、うぐいすの鳴き声をはじめ多くの鳥たちのさえずりを聞くことができます。今年は、園の玄関脇の軒下にツバメが巣作りをしています。5月10日頃より始まった巣がまもなく完成となりそうです。2羽のツバメが仲良く巣作りをしている姿を見ることが楽しみになっています。南の国に戻るまでの間、無事に過ごせることを願っています。 5月20日、コロナ禍のイベントとして、“くじ引きお菓子屋さん”が開催されました。① “千本つり大会”ひもを引っ張りぶらさがるお菓子が当たります。②“あみだくじ”ホワイトボードに書かれたあみだくじにより、お菓子が当たります。咀嚼の弱い人達には、配慮された物が用意され、利用者は大いに楽しめた様子でした。手作り掲示板特別号にて、保護者の皆様には、お伝えできると思います。利用者は外出すること・食べることを楽しみにしています。これからも、ニーズに応えられるような企画を実施していきたいと思います。
コロナ禍、職員全員はPCR検査や抗原検査を3月より毎月1回実施しています。東京・埼玉においての感染者数は、少しずつ減少しつつあります。しかし、決して安心できる状況ではありません。緊急事態宣言・まん延防止の解除には、まだ時間もかかると思われます。ワクチンの接種が、全国民にいきわたるまでの間、入所施設の自粛は続くと思われます。ご理解・ご協力よろしくお願いします。
5月14日、熊谷は30度を超す暑い日となりました。梅雨寒の日・暑い日と交互にやってきます。体調に気配りし、健康な毎日が過ごせればと思っています。



令和3年5月26日
施設長 長岡 均

追 5月26日、皆既月食が見られます。今回は6年ぶりのスーパームーン   での皆既月食です。楽しみ!

4月

"〜季節の移ろい"

 4月25日、東京・大阪・京都・兵庫の4都府県で、新型コロナウィルス対策として緊急事態宣言がスタートしました。東京都に隣接する神奈川・千葉・埼玉の3県は、まん延防止等重点措置の対象地域を拡大することになりました。昨年4月に1回目の緊急事態宣言が出され、今回で3回目となります。一年が経過しましたが、未だ終息の目途が立たないばかりではなく、感染拡大は続いています。
 この一年間、私は外の風景をながめることが多くなってきたような気がします。日本には四季があります。春から夏・秋・冬とそれぞれの季節ならではの景色があります。桜の花の季節が終わると近隣の木々は新緑へと変わっていきます。梅の花が咲き、桜・もくれん・水仙・チューリップ等園庭にもたくさんの花木があります。ゴールデンウィークにはバラが満開となります。萌黄色の木々の葉は緑を濃くしていきます。季節の移ろいを実感することができます。この一年の生活は、季節の移ろいとは違い、本当に楽しみのない時となりました。園での行事、活動等は自粛せざるを得ませんでした。またこんな一年が続いていくのでしょうか。入所されている多くの利用者は、一年以上も家族との面会もできないでいます。新型コロナワクチンの接種が終わるまで我慢の生活が続くのでしょう。
 4月1日、新任職員の入職式から今年度がスタートしました。江南愛の家63名の職員体制となります。今年度中には育児休業中の2名が職場復帰しますので65名体制となります。昨年度1名の退職がありましたが、年度途中3名の正職員の採用をしています。また、今年度新たに1名の採用となりました。利用者の安心・安全・健康で幸せな生活が実感できるよう職員全員で取り組んでいきたいと思います。職員ひとりひとりがスキルアップできる一年としたいものです。今年度は、建物大規模修繕スタートの年にしたいと目標を掲げています。近い将来、よりよい住環境で生活できるよう努めていきたいと考えています。



令和3年4月25日
施設長 長岡 均

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