施設長より一言

平成21年度
3月

"春の訪れ"

 啓蟄がすぎ、暖かい日・寒い日が交互に訪れています。園庭の梅は3月中旬には満開となり、うぐいすの鳴き声も聞こえています。今ははくもくれん、さくらんぼの花が満開をむかえています。桜の便りも全国からとどき、東京では3月22日開花の宣言がされています。熊谷の桜ももうすぐ開花となるでしょう。
 春の訪れとともに過ごしやすい日が多くなりますが、その反面年度のかわり目をむかえ多忙な時期を向かえることにもなります。決算、人事、理事会、評議員会etc。人との別れ、そして出会いもあります。当園ではこの春2年ぶりの退職があります。3月23日からは新職のオリエンテーションが始まっています。本人達は不安、とまどいもあることでしょうが、新しい世界への巣立ちに私達は大いに期待しているところです。
 バンクーバーオリンピックに続き開催されたパラリンピックが3月21日に幕を閉じました。今大会日本勢のメダルは11個(金3、銀3、銅5)を獲得し、前回トリノをしのぐ成績となりました。パラリンピックの放送はオリンピックと違いテレビ放送がなかなかされません。3月25日夜NHKでパラリンピック総集編を放送していました。日本勢の活躍を伝えるとともにメダル獲得の秘話も紹介されていました。数々のドラマをみているようで涙がとまりませんでした。大日方さん、狩野さん、森井さん、新田さん他皆様の姿に感動しました。アイススレッジホッケーで主将として銀メダルを獲得した遠藤さんは「アテーブメント・アワード」(パラリンピックで最も活躍した人に贈られる賞)を受賞もし、本当にすばらしい活躍に心から拍手を贈りたいと思います。
 3月の初旬、栃木、茨城の志をともにする仲間と旅行に出かけました。初日はゴルフを楽しみ、その夜はあんこう鍋、みごとなホウボウの姿づくりに舌づつみをうち、楽しい語らいの時を過ごすことができ、心のリフレッシュとなりました。今テレビではアーノルドパーマーイレビテーショナル第1日目がLIVEで放送されています。石川遼プロが初日2オーバーでフィニッシュしたところです。ゴルフシーズンもスタートしました。今年も遼君の応援をしていきたいと思います。そして私もたまにはゴルフをプレーして次の日の仕事につなげられるよう気分転換をして、日々を過ごそうと思っているところです。

平成22年03月26日
施設長 長岡 均

2月

"第9回生活支援部会全国大会(埼玉大会)を終えて"

 年が明け、早ふたつきが過ぎようとしています。私は相変わらず忙しい毎日を過ごしております。立春も過ぎたというのに例年にもまして寒い毎日が続き、雪の降るのも多いように感じます。大流行していた新型インフルエンザもひと段落というところです。当園においては、感染も流行もなく過ごせ、ほっとしているところです。
 1月27日、28日、第9回生活支援部会全国大会(埼玉大会)が埼玉会館及び浦和ロイヤルパインズホテルを会場に開催されました。全国から470名を越す参加者のもと、有意義な2日間を過ごすことができましたことをうれしく思っています。大会テーマは「入所支援の新たなグランドデザインを発信する」とし、第1日目は、政策委員会副委員長の河原雄一氏より「障害者福祉の動向と福祉協会の活動について」の情勢報告がなされ、その後日本ソーシャルワーカー協会会長鈴木五郎氏より「日本の福祉はこれでいいのか」―福祉再構築10の提案―という演題でご講演をいただきました。2日目は大会テーマに即し、瀬野淳一氏〈北海道:銀山学園〉の進行により、パネルディスカッションが開催されました。パネラー6名の方々から今現在の状況・考え方等について活発な意見の交換がなされ、3時間という時間があっという間に過ぎました。入所施設の機能と役割については、今後も議論を積み重ねていく必要性を改めて考えさせられる大会となりました。事務局を担当し、多くの方々に支えられ、大成功のもと終えることができ、関係者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。紙面をお借りし、心よりお礼申し上げます。
 先月のことですが、1月3日には恒例の浅草寺に初詣に出かけました。今年はその後、浅草公会堂に立ち寄り、新春浅草歌舞伎を観劇しました。お年玉(年始ご挨拶)に始まり、勘太郎、七之助、愛之助といった歌舞伎界の若手による奥州安達原・袖萩祭文を観、涙してきました。日本の伝統芸能に触れ、すばらしさに感動をおぼえました。浅草寺のおみくじは?大凶″心引き締める1年を過ごしたいと思っています。
 3月19日は、埼玉県の障害関係施設長会議が開催されます。内容については次号にてふれたいと思います。




平成22年03月26日
施設長 長岡 均

1月

"新年明けましておめでとうございます。"

 新年明けましておめでとうございます。旧年中は皆様方にお世話になり、心より御礼申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 例年同様、変わらぬお正月を過ごすことができました。変わったことといえば、前年と比べ帰省できない利用者が増えていることでしょうか。利用者の加齢と共に保護者も年々歳を重ねていきます。利用者・保護者・職員皆様方が無事に歳を重ねられることを祈るばかりです。そして私自身の健康も。
 12月年の瀬、この年の最後の旅となる京都へ出かけることができました。到着後、着物に着替え、襟を正し、背筋を伸ばし、金閣寺へと向かいました。なぜか足が向いてしまう金閣寺です。その後、終い天神でにぎわう北の天満宮へ。そして平安神宮、清水寺へと。清水寺では平成21年の世相を表す「新」の字を見、平成22年に向けて新たな気持ちにさせられました。2日目は今回の旅の目的、高雄へと向かいました。世界文化遺産高山寺から西明寺、神護寺を参拝し、自然の景色をゆっくりと眺めることができました。そして、京都のもう1つの楽しみは食べることです。いつもと同様美濃吉で京懐石の夕食を楽しみ、2日目の昼は京都で初めて食べるうなぎ。錦市場の「のと子」という店に出かけました。関東のうなぎとは一味違いましたが、おいしくいただくことができました。もう少しで世界遺産をめぐる京都の旅は終わりになります。今年は奈良平城京遷都1,500年の年です。奈良にも足を伸ばしたいと考えています。  さて、先月号でもお知らせしましたが、12月11日内閣に「障がい者制度改革推進本部」が設置されました。1月12日には第1回の障がい者制度改革推進会議が開催されました。今後は月2回のペースで会議を開催するということです。残念ながら日本知的障害者福祉協会はそのメンバーに名を連ねることはできませんでした。今後は必要に応じて分野別の部会を開催することになっています。是非そのメンバーには入るよう努力していただき、意見を述べていただきたいものです。障害者自立支援法のようにならないためにも。
 厚生労働省は、1月15日「2013年8月までに障害者自立支援法を廃止し、新たに総合的な福祉法を実施する」としている中、新制度ができる間での当面の対応を自治体に示しました。利用者負担の軽減については、「速やかに応益負担制度を廃止する」という方針に従い、20 10年度予算案で低所得者の障害福祉サービスにかかる利用者負担を無料化にするとしています。詳しい内容については、まだ示されていませんので、2月の保護者研修会において説明できればと考えております。


    "初心忘るべからず″
 何事においても、最初の気持ち、謙虚さ、真剣さを忘れずに、今年1年取り組もうと改めて思っているところです。


平成22年01月26日
施設長 長岡 均

12月

"愛"

 今日は、クリスマスイブ。キリストの降誕をお祝いする前夜です。当園とキリスト教との関係は、開園10周年誌でも紹介しています。"江南愛の家"の名は、熊谷バイブルバプテスト教会、故杉浦宏禧牧師により命名されました。聖書にはアガペーと記される愛があります。その愛は無償で惜しみなく与えるギフト・ラブです。エロースと称する惜しみなく奪うニード・ラブとは異なるものです。故長岡利行理事長がキリストから教えられた愛が江南愛の家の命名の背景にはあるのです。今もなお、その意味する"愛"は職員から職員へと脈々と受け継がれているのです。
 11月の休暇を利用し、東北に出掛けて来ました。会津若松城から上杉神社、山寺そして仙台青葉城へと。会津では藩を愛し、悲しい最期をとげる白虎隊に涙し、山寺では奥の院へと続く1,015段の石段に自分の体力の無さを思い知らされました。"しずけさや 岩にしみる せみのこえ"(松尾芭蕉)。上杉神社は今年のNHK大河ドラマ主人公直江兼続ゆかりの地です。直江兼続は"愛"という字を前立にあしらった兜を所要していました。
その"愛"の字は「仁愛」や「愛民」の精神に由来する説と、軍神である「愛染明王」または「愛宕権現」を表した説があると言われています。兼続は藩が大変な財政難に陥った際「人こそ組織の財産なり、みんな来たい者はついて来い」と言ったそうです。私もそんな指導者でありたいものです。青葉城からは、東北第一の街仙台市を眺めることができました。若松城・上杉神社・青葉城、戦国時代から江戸時代へ、時代の流れの中で翻弄され続けるそれぞれの姿に思いをはせ今回の旅は終わりました。次回の旅は今年最後の京都を予定しています。
 政府は、12月11日障害者権利条約の批准に向けて国内法の整備を進めるため、内閣に「障がい者制度推進本部」を設置しました。本部の下に「障がい者制度改革推進会議」を設け、必要に応じて分野別の部会を開催することなど、本部の体制の骨格も明らかにされました。12月15日の閣議後の記者会見で長妻大臣は「私から『自立支援法を廃止し、新しい制度は応能負担を基本とし谷間のない制度にする』と発言し、そのことについては本部の中に改革推進会議あるいは部会を設置して、当事者に加わってもらった上で議論を深めたいと話し、了承された」と説明されました。やっと、障害者自立支援法廃止、そして新たな制度に向けての第1歩が踏み出されました。
 今年の世相を表す「今年の漢字」が「新」に決定しました。京都・清水寺貫主による「新」の字は、例年同様、同寺奥の院に奉納されました。今年の世相を清め明るい新しい新年になる儀式だといいます。来年は本当の意味での新しい制度の構築がなされることを心より願っています。
 ホームページ開設以来、連続していた園長からのひとことが11月で途切れてしまいました。本当に残念です。お詫び申し上げます。

平成21年12月24日
施設長 長岡 均

10月

"再び日光へ"

 "自然に囲まれた温泉地で、のんびり疲れを癒そう"という目的のもと、10月
6日、7日と奥日光湯西川温泉への一泊旅行は、事故もなく無事に行くこと
ができました。参加保護者の皆様におかれましては、さぞかしお疲れのことで
しょう。私にとって、湯西川温泉は始めての訪問でした。壇ノ浦の合戦で源氏
に破れ、平忠実一族は日光の地へ逃れ、さらに追われ湯西川に着いたと聞きま
した。古くからの温泉であり、その歴史は長く古に思いをはせながら、温泉に
つかり、少し疲れが癒えた気がしました。1日目は東部ワールドスクェアに立
ち寄り、世界の国や日本の建物・遺跡のミニチュアを観て、思い出を振り返る
ことができました。2日目は、いろは坂から中禅寺湖へ、台風の影響もあり、
紅葉を十分に楽しむことができませんでした。
 そこで思い立ち、心残りであった日光の紅葉狩に、翌週出かけてきました。
日光東照宮・二荒山神社・輪王寺からいろは坂を経て中善寺湖へ。いろは坂の
紅葉は、まだ見ごろとはいえませんでした。さらに竜頭の滝から戦場ヶ原へと。
標高が上がるにつれ、木々の葉の色付きは見事に変化していきました。赤から
黄色へと。ロマンチック街道を通り、沼田から帰路熊谷へと。平日にもかかわ
らず、観光スポットは賑わいを見せていました。満足。
 台風の影響で、予定されていた北海道の大会には参加することができません
でした。北海道の仲間との再会を楽しみにしていたので、残念でなりません。
10月15日・16日関東地区種別代表者会議に出席してきました。今夏の総選
挙で民主党を中心とする政権が発足しました。障害者自立支援法を廃止して障
がい者総合福祉法(仮称)を制定すると、政権公約には記されています。しか
し、その中身・詳細については、まだ明らかにはなっていないということです。
新法の成立は、早くて平成24年4月とも言われています。それまでの間、粘
り強く、今までの制度の課題が解消されるように、訴えていかなくてはならな
いと考えています。
 石川 遼君、頑張っていますね。日本オープン選手権では、惜しくも2位。
今は、ブリジストンオープンを競技中です。皆で応援して下さい。
 日光東照宮にて
   "人の一生は重荷を負って
     遠き道を行くが如し
      急ぐべからず   "  東照宮御遺訓

平成21年10月23日
施設長 長岡 均

9月

"政権交代"

 今日はシルバーウィークの中日です。ゴールデンウィークに次ぐ大連休。ニュースでは、各地の高速道路の渋滞が報じられています。土曜・日曜・敬老の日・国民の休日・秋分の日と5連休の人もたくさんいます。私の職場も今月の休みは11日間もあります。しかし、入所施設にとっては頭の痛いところ。休日があっても一斉に休みは取れません。当然のこととして、そこに利用のニーズがあるからです。
 9月19日のこと、長妻厚生労働大臣は障害者自立支援法について「廃止していくと申し上げる」と述べている。しかし、廃止時期や新制度の内容については「どうゆう内容にするのか、今後つめていく。論点整理に取り組んでいる」と語り、今後検討する考えを示した。民主党は衆院選のマニュフェストで応益負担の原則を変更し、負担能力に応じた利用料を求め「障がい者総合福祉法」(仮称)を制定する方針を掲げている。その他厚生労働省関係のマニュフェストには、年金制度の見直し・医療診療報酬の見直し・子供手当て等が掲げられている。どの課題も重要であるとともに、国民の負担が何らかの形で必要になってくると考えられます。ともすると後回しにされがちな障害者対策。障害当事者・関係団体・有識者から意見を聞き、早期に論点整理をし、誰からも信頼を得られる障害者福祉を確立してほしいものです。
 先日は、東京都美術館のトリノ・エジプト展に出かけて来ました。見どころは、トリノ・エジプト博物館で門外不出とされていたツタンカーメン王の石造です。高さ2メートルの石灰岩でできた大型石造です。紀元前1300年ごろの像でありながら、顔にはほとんど損傷もなく、当事のまま残されています。その他にも、120点あまりの秘宝が展示されています。そこには、古代エジプト文明の厚み・美の遺産に感動させられます。開催は、10月4日までです。あしを運んでみてはどうですか。
 石川 遼プロがフジサンケイクラッシクで今期3勝目をあげ、賞金ランクのトップに立ちました。試合を重ねるごとに、進化していく様子がわかります。史上最年少の賞金王も、夢ではなくなってきました。まだまだシーズンは続きます。2試合くらいは、応援に出かけたいと思います。私も進化しなくては。

平成21年9月21日
施設長 長岡 均

8月

"天変地異?"

 もう秋の気配を感じさせ、1993年以来の冷夏となる今年の夏も終わりを迎えようとしています。各地からは、台風・豪雨災害の多くの知らせが伝えられ、多くの犠牲者が発生しています。地震も多く発生し、その揺れに恐怖を感じることも多くありました。その上、竜巻被害までもが。"天変地異"
 先日は、横浜開港150周年で賑わいを見せる横浜に、出かけてきました。桜木町の駅を降りると、イベント会場に向かう人達がたくさんいました。年に数回行くことのある横浜ですが、今回は始めて行く赤レンガ倉庫から大桟橋そして山下公園へと。途中、横浜県庁・横浜税関等々、風格もあり・見ごたえのある建物も多くあります。トライアスロンの横浜大会も開催されていました。中華街に立ち寄り、元町商店街へと。新旧の街並み、異国情緒あふれる街並み、いつ訪れても楽しい町のひとつです。
 数日すると、衆議院選挙の投票日となります。私は、必ず投票に出かけようと思います。国政に参加できる大事なことです。報道によると、民主党の圧勝が伝えられています。私は、どの政党が勝利しようともかまいません。しかし、問題は選挙後いかに、マニュフェストの実現をしてもらえるかどうかにかかわると考えるからです。障害者福祉に関わる一人として、大きな関心事はやはり障害者自立支援法です。どの政党が政権を握ろうとも、国民の福祉を真剣に考え取り組んでいただきたいと思います。
 今日の新聞紙上では、一面が新型インフルエンザの集団感染の記事となり、最近では多く紙面を飾るようになっています。全国の小中高校では、夏休み中にもかかわらず、集団感染が起こり、その拡大は止まる所を知りません。高校球児もプロ野球界・相撲界でも。福祉施設でも、その発生を耳にします。もし入所施設で発生したら、どうなってしまうのでしょうか。利用者の集団感染葉の心配はもとより、職員が感染したときの事業継続のことを考えると心配でなりません。行政からは感染予防に注意する旨の通知は届くものの、具体的な対策については施設任せのように感じてなりません。これから秋に向かい、皆が楽しみにしているイベントが盛りだくさんです。新型インフルエンザによるイベントの中止などがないように祈るばかりです。

平成21年8月25日
施設長 長岡 均

7月

"一隅を照らす"

 関東地区では、梅雨明けが発表されたというのに、はっきりとしない空模様が続いています。熊谷市では、江戸時代から続くうちわ祭りのお囃子の音が、なり響いています。私は、色々なことが重なり、空模様と一緒で、祭り気分になれないはっきりとしない気持ちで過ごしています。
 7月16・17日、関東地区職員研究大会に参加してきました。第1日目の全体会は、第4回東京大集会と合同で開催されました。施設職員ばかりでなく、東京都施保連をはじめとして多くの障害者団体関係者、国会・都会議員等1,200人の参加のもと、障害者自立支援法の検証がなされました。会の終わりに、障害者自立支援法の改善を求め、参加者の賛成によりアピール文が採択されました。その内容は次のとおりです
・ 知的障害・発達障害の特性にあった支援が受けられるようにしてください。
・ 知的障害者・発達障害者に合う障害程度区分にしてください。
・ 利用者負担を抜本的に軽減してください。
・ サービス単価を抜本的に見直してください。
・ 障害児である前に、次世代を担う子供の支援をしてください。
・ 社会保障制度を充実し、安心して暮らせる仕組みを作ってください。
・ 地域の生活を充実してください。            以上
第2日目私は、第3分科会のコーディネーターとして"高齢知的障害者への支援"に参加しました。加齢問題は、どこの施設においても、切実な問題であり、参加者も真剣に聞き入っていました。私にとっても、改めて高齢者支援を考えさせられる場となりました。
 今年になり始めて、京都を訪れることができました。忙しい毎日ではありますが、皆のしあわせを祈願するために、思い切って出かけました。中学の修学旅行以来となる、比叡山延暦寺。1,200年前、最澄の教えの根本"一隅を照らす"。個々が、思いやりの心を持って一隅を照らす人になる。すなわち、1人1人が相手の立場に立って考え、自分のできることを精一杯行うことが、周りが良くなっていくことに繋がるということです。二日目は、三十三間堂・智積院・六波羅蜜寺・知恩院・八坂神社そして清水寺へと駆け足で巡りました。行く先々で、皆の平安を願う二日間のたびは、あっという間に過ぎてしまいました。
 三十三間堂で、出会った言葉。それは、自己研鑽のため。
"教えることは 習うこと どちらも 何度も 繰り返し"

平成21年7月23日
施設長 長岡 均

6月

"田舎へ泊まろう"

 梅雨本番。毎日うっとうしい日々が続いています。4月28日、埼玉県発達障害福祉協会会長に選任され、2ヶ月が過ぎようとしています。前会長の矢部さんにいくつかの協議会委員を継続していただいているにもかかわらず、忙しい毎日です。出かける回数も増えましたし、電話で県から又県社協等からの問い合わせも増えてきているように感じています。
 さて、皆さんは「田舎へ泊まろう」というテレビ番組をご存知でしょうか。テレビ東京で放映中の番組で、芸能人が全国各地の田舎へ行き、本人のみが一泊させていただき、翌日、そのお礼に何か役立つことをするという流れになっています。なぜ、このようなことを書くかというと、この番組には人のやさしさ、あたたかな気持ちを感じるからです。泊めていただく家庭にはそれぞれの歴史があり、挫折・苦労・喜び・助け合い等々。見ず知らずの芸能人を宿泊させ、テレビのカメラも家には入ってきます。もし、自分がそうなったらどういう対応ができるのかとも思います。最後の別れの場面は芸能人本人はもちろん涙、見ている自分も涙。そんな優しい地区が私の隣組ではまだ続いています。両親共に、今は介護保険のお世話になり、毎日ヘルパーさんの助けを借りています。本来は私がその役目を負うべきなのにと思います。熊谷の街の中は空洞化が始まり、若い世代は新しい住宅地へと行き、町の中は高齢者の割合が非常に高くなっています。しかし、そこには終戦後から続く隣組の助け合いがいまだに存在しています。世の中の制度は、冷たさを増しているようにも感じます。人のやさしさに触れた時、ほっとするのは私だけでしょうか。
 今日は、職員連絡会議、ケース会議の日でした。ある企業で「余裕会議」なるものを開いていると本で知りました。この会議は業務終了後に本音で意見を交わすというものです。酒を片手に自分の気持ちを上司部下という立場を離れ語り、明日の仕事に生かすことが目的です。単なる親睦の会とは違う意味があると思います。このことをある主任に話したところ、早速企画してくれました。過去と比べ部下と話をする機会がずっと減っている私にとって、今夜は本当に楽しみです。
 施設内の内装工事が6月25日終了することができました。本当にきれいになったとうれしく思います。これもひとえに保護者会の皆様のおかげであると感謝しております。今後も車の両車輪のごとく協力し、歩んでいければと思います。感謝!感謝!

平成21年6月25日
施設長 長岡 均

5月

"横浜決戦"

 風薫る季節となってきました。しかし、沖縄ではもうすでに梅雨となっています。もう少しすると、関東地区も梅雨を迎えることになります。
 上野公園の木々は新緑がそれは美しく、行き交う人達は皆気持ちよさそうに過ごしていました。阿修羅展の一時間待ちの長い行列の末、やっとのことで見ることができた阿修羅像の美しい姿の感動に、私は浸っています。藤原鎌足の子・不比等が710年、奈良春日山のふもとに興福寺を創建し、1,300年を迎えます。阿修羅像をはじめとし八部衆像・十大弟子像等の見ごたえ十分な展覧会でした。日本の文化に改めて感動するとともに、古の人々の気持ちに思いを馳せる一時でした。
 "横浜決戦"何のこと?ゴールデンウィークの期間中、横浜アリーナで世界卓球選手権が開催されました。必ずしもメジャーとはいえない卓球ですが、世界卓球はサッカーのWカップより歴史は古く、スポーツの世界大会の中でも古くから実施されているひとつです。中・高校時代に卓球部に所属し、勉強よりも部活動に明け暮れた日々を思い出します。以前にもこのページで紹介しましたが、石川勝美氏(ゴルフ石川遼プロの父)とは高校時代一緒にダブルスを組み、ラケットを振る毎日でした。35年前、高校3年の時、横浜でアジア卓球選手権が開催されて以来の卓球観戦となりました。卓球界には、皆さんご存知の福原愛さんをはじめ石川佳純さん、男子では水谷隼さん・岸川聖也さん他多くの若い選手が実力をつけています。1950・60年代は、日本卓球が世界をリードしていましたが、その後中国の台頭により低迷を続けることとなりました。近年になり、ジュニア育成に力を注ぎ復活への道を歩み、やっとその成果が現れ始めました。当日は、男・女ダブルス・混合ダブルスの日本勢の活躍を見ることができました。彼らのゲーム中の集中した目を見、昔を思い出し熱い想いがこみ上げてきました。結果、水谷・岸川ペアが銅メダルに輝き、中国のメダル独占を阻止することができました。1979年以来のメダル獲得です。人材の育成の重要性を改めて考えさせられました。
 新インフルエンザの脅威が、すぐそこまで来ています。埼玉県でも一名の感染が、昨日報道されたところです。園内での感染がないことを願うばかりです。別紙の通り、県からの通知が届いていますので、ご一読下さい。
 4月29日埼玉県発達障害福祉協会において、会長の職に就くことになりました。今まで以上に多忙な日々となりますが、今後も精進していきたいと考えています。皆様の今まで以上のご協力をお願いし、ペンを置きます。

平成21年5月22日
施設長 長岡 均

4月

"善光寺御開帳"

 朝早く熊谷を発ち、関越道から長野道へ。八風山トンネルを過ぎると長野県。佐久平が広く開けます。木々の芽は、ようやくふき始めたばかりです。熊谷より少し遅い季節の訪れを感じることができます。
 今回の旅の目的は、7年に一度の盛儀、善光寺の御開帳です。途中、真田昌幸・幸村父子の居城上田城に、立ち寄りました。城の周りには、千本桜が咲き、六文銭の大旗がなびき、当時の隆盛を思い起こすことができました。その後、別所の北向観音でお参りを済ませました。満開の桜をゆっくりと楽しみ、善光寺へと向かいました。善光寺前立本尊は、7年に一度の御開帳のときだけ、お姿を拝むことができます。阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸に変わり、白い善の綱として、本堂前の回向柱に結ばれます。その回向柱に触れることは、前立本尊に触れることと同じこと。ここにありがたい結縁が生まれ、その功徳ははかりしれないといわれています。御印文頂戴をしていただき、心からのお参りを済ませました。
 4月8日から10日まで、入所更生分科会のため北海道へ出張しました。忙しい日程ではありましたが、ついでに留辺蘂に立ち寄り、割り箸工場の見学と当園の割り箸製造の機械でお世話になっている太田鉄工所さんへ伺い、見学をしてきました。たいへん勉強になり、案内いただいた太田社長には感謝しています。今年度は、埼玉県で生活支援部会全国大会が開催されます。会議では、大会に向けての素案作りが大きな議題の一つでした。大会では、これからの入所施設に求められる役割・機能、さらにはその仕組み作りを中心課題に据え、議論するという方向性が見えてきました。担当県として忙しい一年になりそうです。
 プロゴルフの国内トーナメントが開幕しました。石川遼プロはマスターズから帰り、早速国内のトーナメントで活躍しています。本当に、すばらしい17歳です。父、勝美さんとなかなか連絡を取れずにいますが、近況について話をしてみたいと思っています。先日、石川遼ファンクラブに入会しました。今年も一年、しっかりと応援しようと思います。スポーツ新聞を見るのが楽しい季節となってきました。

平成21年4月24日
施設長 長岡 均

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