施設長より一言

平成27年度
3月

"感謝の心は幸福の安全弁"

 平成27年度も残り一週間となりました。三寒四温といいますが、寒い日と暖かい日が繰り返し来ています。そのような今日この頃ですが、熊谷の桜は昨日例年よりも早く開花宣言が出されました。熊谷提の満開の桜を今から楽しみにしています。今年も何か所かお花見に出掛けたいと考えています。

 今国会で審議されている社会福祉法の改正が大詰めを迎えています。順調に審議が進むと3月31日に成立となります。今回の改正は社会福祉法人制度の改革が大きな前提となっています。私たちは今回の法律の改正を前向きにとらえ、これを活かしていくことでより一層、国民の負託に応えうる組織となる必要があります。又、社会福祉法人は"奉仕の精神"に徹するばかりではなく、社会の動脈として人々の絆を結ぶ役割を率先して担う必要があります。ガバナンスの強化・財務規律の強化・経営情報の開示・地域における公益的な取組み等が法定化されます。平成28年度は定款の変更手続き、評議員選定委員会の設置等、忙しい1年となりそうです。今回の改正は、社会福祉法の改正ばかりでなく、他に4つの関連法案も改正されます。障害者支援施設等にとって、社会福祉施設職員等退職手当共済法の改正は、公費助成を介護保険施設等と同等の取扱いに見直すという厳しいものになります。職員の退職金に関わる大きな問題であり、今後より一層の法人努力が求められるものです。

 今日は当法人の理事・評議員会の日となっています。平成28年度に向けての予算・事業計画をはじめとして、19の議案審議をしなくてはなりません。無事に承認されることを願いつつ、これから出掛けます。


 今年度も忙しい毎日でした。園を留守にすることも多く、職員には感謝の気持ちでいっぱいです。来年度も同様の状況が続くことも予測されます。引き続き職員の協力のもとで、業務にあたりたいと考えています。"感謝の心は幸福の安全弁"(松下幸之助1日1話より)。


平成28年3月24日
施設長 長岡 均

3月

"社会福祉法人改革"

 本年度も残り一ヶ月となりました。園庭の梅の木は満開となり、園長室の窓から見ることのできる白モクレンの蕾は大きくふくらみ、春の訪れを待っています。

 社会福祉法改正案は今国会での成立を目指していますが、法案についての議論はいまだに始まっていません。今回の改正ポイントは@経営組織のガバナンスの強化A事業運営の透明の向上B財務規準の強化C地域における公益的な取り組みを実施する責務、の四点です。一昨年来、社会福祉法人に対する批判的な報道がされ、国民の社会福祉法人に対するイメージダウンが今回の改正に繋がってきました。このような指摘を我々は受け止め、正していく必要性を感じています。

 埼玉県では、県内の社会福祉法人が協働して地域住民の困難な福祉課題の解決のための支援を行なうなど、公益的な事業を行い、社会福祉法人の役割や使命を果たすことを目的として、平成二十六年六月に埼玉県社会福祉法人社会貢献活動推進協議会が設立されました。その結果既存の制度では対応しきれない新たな福祉ニーズに対応するために、地域の生活困窮者に対する相談支援事業(彩の国あんしんセーフティネット事業)を平成二十六年九月より実施しています。当法人では開始より参加し、社会福祉法人としての使命を果たし、自らが社会資源の一つとして貢献し、地域福祉の活性化に役立つことができればと考えています。

 社会福祉法人への課税問題、人材確保・定着の問題等多くの課題があります。福祉の実現に向け、未来へ繋いでいくための重要な時となっているのではないでしょうか!


平成28年3月1日
施設長 長岡 均

2月

"お大師さまのことば"

 二丁四節気の立春(2月4日)、雨水(2月19日)が過ぎても寒い毎日が続いています。
園内では2月8日からインフルエンザB型と利用者・職員 25名が診断されています。昨年と比べると少ない人数ですが、これ以上増えることのないよう努めている毎日です。

 2月19日 午前7時 K.Mさんが肺炎のため、急逝されました。前日には病院に行き、レントゲン他検査をし異常なしと診断を受けていたので、本当に突然の事であり、残念でなりません。心よりご冥福申し上げます。入所利用者の平均年齢は50歳となります。常日頃より利用者の健康管理に努める毎日ではありますが、このようなことになり本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 私は、今年、前厄の年となります。2月23日、川崎大師に厄払いに参詣して来ました。「お大師さまのことば」“仏道遠からず廻心即ち是れなり”正しい道は遠く離れたところにあるものではない。心をめぐらせれば、必ず正しい道は見えてくる。という意です。あなたが親から最初にもらったものは何ですか?それは、目に見えないけれど、誰もが平等に持っている命です。何かに迷った時、自分自身の胸に手を当て、今も力強く響く「命」の鼓動を感じてください。そしてその「命」に感謝する気持ちを思い起こしましょう。そうすれば、きっと迷いから脱する方法(正しい道)を仏様が教えてくれます。と解説されました。

 今年度も残り1ヶ月となりました。27年度を振り返り来年度に向けての事業計画を作成する時期となりました。より良い生活を送れるように努めていきたいと考えています。


平成28年2月26日
施設長 長岡 均

1月

"1年の計"

 新年明けましておめでとうございます。職員一同、精一杯努めて参りますので本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 暖冬だと思われていた今年の冬でしたが、先週末の寒波で沖縄本島でもみぞれが記録され九州各地でも記録的な積雪が記録されました。熊谷でも寒い毎日が続きました。1月17日未明から18日にかけ関東では南岸低気圧の影響で降雪となり、熊谷でも12cmの積雪となりました。その影響もあり、18日の通所部は休みとさせて頂き、御迷惑を掛ける事となり、本当に申し訳ありませんでした。一昨年の大雪をも思い出させられ、この程度で済みホッとしています。今年も異常気象は続くのでしょうか?

 私は今年のお正月も例年通りの日々となりました。1月1日・2日は出勤しあけましたおめでとうございます″の挨拶で今年もスタートする事が出来ました。帰宅出来ない利用者は今年も増え、男性7名、女性21名が元旦を愛の家で迎える事となりました。4月には開園33年目になります。入所利用者の平均年齢は50歳となり、高齢化は深刻な課題となっています。今年1年、ケガ・病気を未然に防ぐよう努めなくてはいけないと考えさせるお正月となりました。

 3日は例年同様、浅草寺へ初詣に出掛け、私そして皆様の健康な1年を願い、お詣りしてきました。昨年の外国人の入国者数は2,000万人にもう少しとなりました。浅草寺の参詣に伺う人の列も様々な外国人の姿が例年以上に目立ちました。その後訪れた銀座でも同様に。そういえば、昨年訪れた全国各地でも外国人の姿を多く見かけました。大阪の道頓堀は外国に居るのかと錯覚させられるようでした。今年はおそらく2,000万人を超し、日本に大きな経済効果をもたらしてくれる事を期待しています。

 16日は成田山新勝寺へ。今年も全国各地に出掛けたいな〜。箱根駅伝は青山学院大学の完全勝利。沢山のスポーツ観戦をしたいな〜。美術館を訪れたり、美味しい物を食べたり、様々な欲張りな希望より、健康で過ごせる1年になりたい自分です。


平成28年1月27日
施設長 長岡 均

12月

"1年を振り返り"

 今日はクリスマス。12月も終わりになるのに暖かい毎日が続いています。今年は残り1週間となりました。私の出張は今年はもう無く、今日はゆっくりとペンを走らせています。残り数日、大きな事故がなく年末を迎えられればと思っています。

 今年もたくさんの出来事がありました。関東・東北豪雨での大規模災害。口永良部島の噴火といった自然災害。政治・経済では、安保法が成立、TPP大筋合意、首相の戦後70年談話etc。海外では、「イスラム国」関連テロ、米・キューバ国交回復、欧州への難民流入増大etc。文化・スポーツでは、ノーベル医学生理学賞に大村氏、物理学賞に梶田氏が受賞。ラグビーW杯で3勝、新国立競技場計画見直し、五輪エンブレム使用中止、アイススケート羽生選手の活躍etc。
 愛の家の出来事は。開園33年を迎え、利用者の高齢化は大きな課題となっています。とともに保護者の高齢化も進んでいます。利用者1名が癌の為お亡くなりになりました。又、保護者の方4名がお亡くなりになりました。心より御冥福申し上げます。数名の利用者の骨折といった事故もありました。2月〜3月にはインフルエンザが大流行しました。今後は、相当な注意のもとに支援をしていかなくてはと実感させられた1年となりました。1年を通し、保護者の皆様の協力により、行事等も無事に終える事が出来た事に御礼申し上げます。

 私は、今年で埼玉県発達障害福祉協会会長として7年目を迎えました。例年と同様に出張も多く、約100日間は施設を不在とする事となっています。職員の協力により会長職が続けられると感じています。大きなイベントである、関東地区種別代表者会議を成功のもと終える事が出来ました。来年は関東地区から800名を越える方々を迎える、関東地区職員研究大会があります。まだまだ忙しい毎日となりそうです。健康に注意して過ごしたいものです。

 さて、今年も休日を利用して、様々な体験をする事が出来ました。天の橋立にも初めて行きました。小豆島にも。そして12月、開創1200年の高野山真言宗総本山全剛峯寺に参る事が出来ました。その帰途、例年同様に京都清水寺へと。今年の漢字は「安」でした。皆様は「安」の字から何を連想しますか?私の思いつくままは、「安心」「安全」「安価」「安産」「安住」「安息」「安泰」「安直」「安定」「安堵」「安否」・・・。「安」には、このような意味があります。やすらか、たやすい、たのしんで、いずくんぞ、くつろいだ、おだやか、やすい、ようい、・・・。今年の1年の漢字から1年を振り返るのも楽しみの1つです。

“1年の間、皆様には本当に御世話になりました。良いお年をお迎えください”


平成27年12月25日
施設長 長岡 均

11月

"関東地区知的障害関係種別代表者会議"

 11月に入ってから暖かな日が続いていましたが、昨日より突然の寒波が訪れ、今日も寒い一日となっています。一昨日までは、11月にしては積雪が例年に比べ少ないと報道されていた北海道でも、記録的な大雪が昨日報道されました。この冬になり初めて園長室に暖房を入れました。

 11月10日(火)から11日(水)、2015年度 関東地区知的障害関係種別代表者会議を埼玉県発達障害福祉協会主催のもと、さいたま市で開催しました。この会議は、関東甲信地区(1都8県3政令市)知的障害福祉協会の会長及び各種別の代表者が一堂に会し、施設が直面する諸課題について、研究、討議し、これを実践に生かすことにより、知的障害者の福祉の向上に寄与することを目的とするものです。 今大会テーマは「支援をつなぐ、未来につなぐ〜ネットワークの構築から生まれる可能性を考えませんか?〜」で開催しました。社会福祉基礎構造改革以降、知的障害福祉を取り巻く状況は大きく変わってきています。私たちは、知的障害者の生活を支える支援者として何をなすべきか?原点を見つめ直し、未来へつなぐ必要があります。2014年1月には、障害者権利条約が批准されました。障害のある人たちが,どこに住んでいても安心して暮らせる地域づくりをいかにしていくか、重要な課題となっています。「共生社会の実現」に向けて、地域でのネットワークの構築は重要性を増すばかりです。来年度7月には、関東地区知的障害関係施設職員研究大会を埼玉県主催で開催します。引き続き同じテーマでの開催を予定しています。より深くこのような課題について考えていければと考えています。


 11月9日午前2時35分、Yさんが永眠されました。30年以上の長い間、江南愛の家・GH 新島荘で暮らしたYさんとの思い出はたくさんあります。実習先であるとうげで、一生懸命に働く姿は忘れることができません。10月の一泊旅行には、一緒に出掛けることができましたが最後の思い出となりました。心より御冥福をお祈りいたします。

 私は、例年にも増して、毎日に忙しい日々を過ごしています。12月20日は今年最後のイベントであり、皆が楽しみにしているクリスマス会が開催されます。例年と同様に、職員一同盛大な会を催す予定で準備をしています。ぜひ、多くの保護者の参加をお待ちしております。今年も残り1か月余りとなりました。今後、寒さが一段と厳しくなりますが、体調に気をつけ、年の瀬を過ごしたいものです。


平成27年11月26日
施設長 長岡 均

10月

"おもてなし"

 秋晴れの日々が続いております。今年の10月は例年に比べ、特に日照時間が多いようです。紅葉の便りも、奥日光や関東の各地から届いています。本当に過ごしやすい毎日です。

 10月7日〜8日、当園恒例の一泊旅行を行いました。利用者・保護者・職員、総勢131名の参加となりました。今回は、福島県母畑温泉への旅となりました。天気にもまあまあ恵まれ、事故もなく2日間楽しく過ごす事が出来ました。那須チーズガーデン・りんどう湖ファミリー牧場・世界のガラス館と、どこも思い出に残るものでした。一番印象的だったのは、母畑温泉ホテル八幡屋の方々のおもてなしの姿勢でした。私をはじめとして、職員一同見習うべき所があり、日々の仕事に活かしていけたらと感じています。参加の保護者の皆様、ありがとうございました。来年も一泊旅行を企画しますので、多くの保護者の方々に参加して頂ければと思います。

 ラグビーW杯2015。日本は、予選リーグ3勝1敗という素晴らしい成績でしたが、残念ながらベスト8進出はなりませんでした。しかし、連日マスコミに取り上げられ、今までにないラグビー人気となっています。2019年W杯ラグビーは日本開催となります。ラグビータウン熊谷も、開催地のひとつです。4年後に向け、一層の実力をつけ戦う姿を楽しみにしています。残念なニュースもひとつ、プロ野球界での賭博問題があります。それも、巨人軍で3人が関与していたという事実。プロ野球ファンとして、巨人軍ファンとして、とても残念でなりません。スポーツ界の活躍は、私たちに感動・夢を届けてくれます。しかし、このような事でスポーツ界への信頼は失われてしまいます。私達も同様、しっかりとした事業運営を行い、信頼を得る事が大切です。一度信頼を失う事による損失は、とても大きいものです。これからも、安心して暮らせる愛の家づくりに努めていきたいと考えています。

 11月3日のバザー、12月20日のクリスマス会等、行事がたくさんあり楽しみにしています。今後も、ご協力よろしくお願い致します。


平成27年10月22日
施設長 長岡 均

9月

"戦争のない世界"

 秋の大連休、シルバーウィークを迎えています。土・日曜、敬老の日、国民の休日、秋分の日と5連休となります。園庭のひがんばな(曼珠沙華)は、秋のお彼岸には忘れずに満開となります。今日は雲1つない秋晴れとなっています。

 9月9日〜11日、関東・東北地方では、台風17号・18号の影響による「線状降水帯」が原因となり記録的な大雨をもたらしました。鬼怒川の堤防が決壊するなどの水害により、大きな被害となり、その犠牲となった人は8名になります。埼玉県内(春日部・越谷等)でも大きな被害となっています。数ヶ所の社会福祉施設においても浸水が報告され、生活に大きな支障となりました。昨年の8月、広島市で75名の犠牲を出した豪雨災害も「線状降水帯」が原因となっています。地球温暖化により、これからもこのような災害が増えていくのでしょうか。改めて、災害に対する備えを検討していかなくてはと考えさせられました。

 19日未明、安全保障関連法は参議院本会議で可決・成立しました。「国の存立が脅かされる」など極めて限られた場合、集団的自衛権を認めました。日本の安全保障にとって大きな転換となる法律です。「国民の命と平和な暮らしを守り抜くために必要な法制であり、戦争を未然に防ぐためのものだ」(安倍首相発言)。太平洋戦争中、伊豆大島の藤倉学園(精神薄弱者施設)では、伊豆大島にもB29大型爆撃機が来襲するようになり、1944年8月には疎開することとなりました。疎開先は山梨県清里清泉寮でした。冬になり、極寒での暮らしと苦しい配給生活の中で、体調をくずす入所者が出て、疎開中には10名の入所者が亡くなることとなります。終戦を迎え伊豆大島へ帰島、現在に至ります。二度と繰り返してはいけない事実、戦後70年、二度と戦争のない世の中の実現を願うばかりです。

 今日は、うれしいニュースが2つ。ラグビーW杯イングランド大会で、日本が南アフリカ(世界ランク3位)に歴史的な勝利をおさめました。次戦23日のスコットランド戦にも勝利し、ベスト8進出に期待しています。W杯2度優勝の南アフリカに勝ったことは、2019年W杯東京大会に向けていっそうの楽しみとなりました。ゴルフでは、石川遼プロが今季日本ツアー初戦ANAオープンで優勝を果たしました。最終戦の日本シリーズJTカップの出場権も獲得したことで、応援に行く楽しみができました。

 熊谷では14日・16日、6人の殺人事件が起きました。本当に身近で起きた事件であり、安心して暮らせる日本はもう昔のことではと心配させられます。


平成27年9月20日
施設長 長岡 均

8月

"終戦70年"

 猛暑の夏。今年は記録的な暑い夏となりました。立秋が過ぎたというのに、まだまだ猛暑が続いています。今日は終戦記念日です。今日も本当に暑い1日です。

 1945年8月15日、日本人にとって忘れられない日です。1941年12月8日、日本軍の真珠湾攻撃により日米開戦となりました。「トラトラトラ」。1942年1月にはラバウルの戦い。2月シンガポール陥落。4月フィリピンルソン島占領。5月アッツ島占領。ここまでが日本軍の最大進出線でした。その後、1942年6月のミッドウェー海戦での大敗を機に、太平洋戦争での主導権は米国へと移りました。1942年8月からのガダルカナル島の戦いでは、多くの日本兵が戦死。1943年5月のアッツ島の戦いでは、日本軍が全滅、「玉砕」最後まで戦い、潔く散る。この戦いで初めて使われたと言います。1944年3月からのインパール作戦に失敗。6月からのサイパン島の戦いでは、日本軍の死者は5万人を数え、陥落。9月からはペリリュー島の戦いに敗れ、10月にはレイテ沖海戦へと。「武蔵」など戦艦・空母を失い、連合艦隊は事実上壊滅しました。「神風特攻隊」はこの戦いで編成されました。1945年2月からの硫黄島の戦い、3月からの沖縄戦。日米共に多くの犠牲者を出す戦いとなりました。3月10日の東京大空襲。8月6日広島に原爆投下。14万人が死亡。8月9日長崎の原爆投下では7万4千人が犠牲となりました。8月9日にはソ連軍の侵攻。8月15日に終戦を迎えます。1937年7月7日盧溝橋事件を機に日中戦争が始まり、その後の大戦での犠牲者は310万人に上ります。

 1945年8月14日午後11時半頃から翌日未明にかけ、熊谷空襲は起きました。B29により、8,000発の焼夷弾が投下されました。熊谷市の中心市街地の3分の2が焼失、266人が犠牲となりました。父、祖父母が暮らしていた家は、焼失しました。幸い犠牲とならない事で今の自分がいます。母は妻沼から南の空が真赤になる様子を見ていたと言います。もしポツダム宣言をもう少し早く受託していたら、熊谷空襲も無かった?もし日中戦争、太平洋戦争が無かったら310万人の犠牲者は無かった?戦後はまだまだ続いています。沖縄の基地問題・北方領土の問題・中国、韓国との関係・etc。8月14日戦後70年の安倍首相談話が出されました。日本は「積極的平和主義」の下で、世界の平和と繁栄に貢献していくという話です。8月15日全国戦没者追悼式が日本武道館で開かれました。戦没者310万人を悼むと共に、二度と戦争など無い日本、そして平和を願い、私も正午、黙祷を捧げました。

 終戦直後、多くの戦争犠牲者・生活困窮者が溢れる事態となりました。戦後、昭和26年まで、米国の占領政策の下に社会福祉の方向付けがなされ、現在へと続いています。昭和22年「日本国憲法」が施行され、特に第25条はその後の社会福祉の根本理念となります。昭和22年「児童福祉法」、24年「身体障害者福祉法」、25年「(新)生活保護」が制定され、大きな社会福祉の伸展へとなっていきます。


平成27年8月15日
施設長 長岡 均

7月

"初心"

 台風11号による豪雨、その後の梅雨明けとともに熊谷では猛暑の日々が続いています。昨日36.4度、今日は37.1度。台風12号は来週?
 熊谷うちわ祭りは例年と同様、7月20日より始まり今日7月22日には12町の山車、屋台がお祭り広場に集まり、クライマックスを迎えます。例年にもまして、おはやしの音が暑く感じられます。


 毎年の事ですが、7月は関東地区知的障害者福祉協会で大きなイベントが2つ開催されます。ひとつは47回目を迎える関東地区知的障害関係施設職員研究大会(関ブロ)。そして12回目を迎える関東地区親睦ゴルフ大会です。私はそのいずれにも参加してきました。今回の関ブロは群馬県が当番県となり高崎市で開催しました。830名の参加者が関東甲信の各地より集まっての開催です。筋野主任、松浦主任と参加して来ましたが2日間いい勉強をして来る事ができました。いつまでも自己研鑽。来年度は埼玉県が当番県となります。すでに発障協では実行委会を立ち上げ、開催に向けての検討を進めています。又ゴルフ大会は昨年度埼玉県が当番でした。今年は千葉県小見川東急カントリークラブでの開催でした。天候もそれ程の暑さではなく、1日を楽しくプレーすることができました。スコアはいつも通り、100を切る事はできませんでした。県の対抗戦もいつもと同様4位という結果でした。いずれも関東地区の方々との良い親睦、情報収集の機会となりました。

 園では、ぶどうの収穫に向けてカサかけに追われています。畑の草は思った以上に成長し、ネギがかわいそうな状況です。これからの収穫に向けての、非常に大事な時期となっています。職員皆で心をひとつにしての取り組みの毎日です。

 小、中学校では夏休みが始まりました。毎年の事ですが、私の楽しみのひとつNHKラジオ、子供電話相談室が始まりました。通勤途中ラジオを聴く毎日です。子供達の素朴な質問、想像性に富む質問の数々、興味深く聴くとともに、とてもいい勉強をさせていただいています。長く勤務していると、初心を忘れてしまい、何で?どうしてだろう?という気持ちが失せてしまいがちなのではないかと思います。自分自身が働き始めた頃の純粋な目で、物事を見ていかなくてはと気付かされます。

平成27年7月22日
施設長 長岡 均

7月

"平成26年度を振り返り"

 梅雨本番。今日も朝から雨が降り続いています。私にとって1年の中で1番いやな季節となりました。しかし、梅雨がないとたいへんなことになります。愛の家の今年のじゃがいもはたいへんおいしくできました。そしてぶどう園のぶどうはもうたくさんの房をつけています。自然の恵みに感謝・・・。
 去る5月28日、当法人の平成27年度第1回理事・評議員会が開催されました。平成26年度 決算及び事業報告が無事に承認されました。平成26年度においては、新規事業として、指定特定相談事業・指定障害児相談支援事業を9月1日にスタート。同じく9月1日、生活困窮者の相談事業である“彩の国あんしんセーフティネット事業”に参加しスタートすることができました。又10月1日には地域密着認知症対応型グループホームを開始することができました。3つの事業は、社会福祉法人として地域のニーズに応えられるよう開始した事業です。9ヶ月が経過しようとしていますが、認知症対応型グループホームの利用はまだまだという状況です。愛の家においては、特に、短期入所、日中一時支援事業の利用者が増加しており、ニーズの高さを感じています。新規事業と併せ、地域のニーズキャッチに努めて事業をすすめていきたいと考えています。
 この4月、障害福祉サービス等報酬改定が実施されました。特に生活介護の報酬単価の減算・食費等利用料の減額は事業運営に大きな影響が懸念されるところです。又今国会において社会福祉法等の一部を改正する法律案が審議されます。昭和26年にスタートした社会福祉法人のあり方が大きく変わろうとしています。しかし社会福祉法人の公益性、非営利性、そして地域社会への貢献という視点は今までと同様であり、いっそうの社会貢献に努めていきたいと思います。
 27年度が始まり、早2ヶ月が過ぎました。法人理念である“目となれ、耳となれ、手となれ、足となれ、心となれ”を心に、職員一同歩んでいきます。

平成27年7月1日
施設長 長岡 均

6月

"姫路城をゆく"

 梅雨本番、うっとうしい毎日が続いています。九州地方では、大雨による被害が報道されています。そして今年の梅雨明けは、遅くなると予想されています。とても夏の訪れが待ち遠しく感じられます。利用者が楽しみにしていた森林公園ハイキングは雨の為、残念ながら2年連続の中止となりました。来年以降は開催時期を検討しなくてはならないと思います。

 今年度になり、私が加盟している埼玉県発達障害福祉協会の多くの法人で新規事業所の開設が続いています。多くの事業所の方々から、ご臨席のご依頼がありますが、公務が重なり出席できない事もあり、お許しいただければと思っています。
社会福祉法人皆の郷の就労継続支援A型事業所「カフェ&べーカリー どんなときも」
社会福祉法人ささの会の多機能型事業所 「ぽとふ館」
社会福祉法人彩明会の多機能型事業所 「かなで」
の開所式にご臨席させていただきました。明後日6月28日は社会福祉法人親愛会の特別養護老人ホーム「みどりのまち親愛」の竣工式です。それぞれの法人にはしっかりとした基本理念があり、そのうえで地域の様々なニーズに応えるべく事業展開されていることに敬意をいたします。今、社会福祉法人のあり方が議論されていますが、その根底にあることは、公共性、公益性であり、地域の社会福祉ニーズをキャッチし、そのことにいかに応えていくかが問われているのではないでしょうか。私も頑張らねば・・・・。

 6月号に書く予定でした、平成の大修理が終了し公開の始まった姫路城について記させていただきます。世界文化遺産・国宝姫路城を4月中旬に訪れました。高校の修学旅行以来の姫路城でした。40年ぶりの訪問となりました。45年前も昭和の大修理が終わった後のことであり、白鷲城の名の通り、白い鷲が舞い立つような姿に感動したことを思い出します。今回はそれ以上の感動でした。当時は城の歴史のこともわからず、旅行できる楽しみだけだったと思いますが、今回はウィークリーブック“名城をゆく”を読んでの訪問でした。歴史を知ることはとても重要なことであり、その感動もより大きなものとなります。皆さんもご存じの本多忠刻の妻・十姫も10年の歴史をここに刻んでいました。

 6月28日、保護者面会日は不在となります。雨が予想されますが、除草、居室清掃の奉仕活動、よろしくお願いします。

平成27年6月25日
施設長 長岡 均

5月

"保護者会会長 故 T 氏を偲んで"

 目に青葉山ほととぎす初鰹。五月晴れの日が続き、過ごしやすい季節を迎えています。


 5月4日、保護者会会長のT氏がご逝去されました。心からご冥福をお祈り申し上げます。今、私はT氏よりいただいた般若心経の写経を見つつ筆をすすめています。頭の中にたくさんの思い出がうかんできます。長い間、保護者会会長として役にあたられ、本当に江南愛の家のことを大切にされた方です。

 30周年の記念誌に寄稿された挨拶文はこう結ばれています。
 これから江南愛の家の利用者全員が安心して楽しい生活が送れるように職員・保護者全員の総知を振り絞り見事な花の咲くことを願って保護者会活動を推進して行こうではありませんか。保護者会は愛の家の発展に寄与していくことは少しも厭いません。私達保護者は心を一つにして愛の家の発展のために尽くしていくことをお誓い申し上げます。

 T氏の志しを引き継ぎ保護者会と施設が車の両輪となり、利用者の幸の実現のために全力を尽くしていきたいものです。


 般若心経

“摩訶般若波羅蜜多心経”
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子
色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是 舎利子
是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不滅 是故空中 無色 無受想行識
無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無限界 乃至無意識界 無無明
亦無無明盡 乃至無老死 亦無老死盡 無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故
菩提薩埵 依般若波羅蜜多故 心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖
遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃 三世諸佛 依般若波羅蜜多故
得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪 是無上呪
是無等等呪 能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経

平成27年5月28日
施設長 長岡 均

4月

"善光寺御開帳"

 春らしい日々が続いています。園のまわりの木々は、新しい芽が吹きはじめました。園では、竹の子の収穫が始まっています。4月23日の昼食は、園で収穫された竹の子ご飯です。とっても楽しみです。

 春、行楽は楽しみのひとつです。今年は7年に1度の善光寺御開帳の年です。「開帳」とは、寺院で特定の日に厨子の帳を開いて、普段は拝むことのできない大切な仏像を人々に公開することをいいます。善光寺の御開帳は、本尊に代わり、善光寺御宝庫に安置されている「前立本尊」を本堂に遷座し公開するものです。前立本尊は中央に阿弥陀如来、右に観音菩薩、左に勢至菩薩の三尊が一つの光背を背にお立ちになっている「一光三尊阿弥陀如来」です。期間中は、前立本尊阿弥陀如来の右手に結んだ金の糸から五色の糸につながり、本堂の外に出るときに白い布に結ばれ回向柱まで続きます。回向柱は如来様のいのちを宿すとされ、回向柱に触れる人々に前立本尊に直接触れるのと同じ功徳が与えられるといわれています。4月第1週、7年ぶりの御開帳に善光寺を訪れました。参詣する人は思っていたよりも少なく、ゆっくりと回向柱に触れることもできました。御印文頂戴もあまり並ぶことなく頂戴することができました。御開帳は5月31日までとなります。ぜひご参拝してみてはいかがですか。

 平成27年度がスタートしました。今年度は3年に1度実施される障害福祉サービス報酬改定の年となります。職員処遇改善加算を含め、報酬改定率はプラスマイナスゼロとなりましたが、実質マイナス改定となり、施設運営は厳しさを増しています。平成28年度に向け、障害者総合支援法の附則における3年後の見直し規定等を踏まえ、厚労省ワーキンググループによる論点整理がなされています。又、今国会には、社会福祉法等の一部を改正する法律案が議論されています。特に社会福祉法人制度の改革に大きな論点となっています。これからも続く社会福祉制度改革について注意深く見ていく必要があります。

 先日、平成の大修理が終了し、公開が始まった姫路城を訪れました。このことは次号にて書きたいと思います。

 今年度もよろしくお願い致します。

平成27年4月19日
施設長 長岡 均

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