施設長より一言

平成23年度
3月

"別れのとき"

 昨年3月11日午後2時46分東日本大震災が発生してから早くも1年が過ぎました。なかなか進まない復興・復旧。現地の人達の様子を聞くたび胸が痛くなります。がれき処理の問題ひとつをとっても、全国の自治体がなぜ進んで協力していけないのでしょうか。日本人の絆はもっともっと強いはずです。甲子園の石巻高校の選手宣誓とても感動しました。若い人達の復興への決意心強くかんじました。一日も早いあたりまえの暮らしができるよう心からお祈りするとともに今後なにかしらのお手伝いができればと考えているところです。
 3月は卒業の時です。昨日も街ではかま姿の女子学生をみかけました。そして別れの時でもあります。私にとっても大きな別れがまっています。当園開設以来29年間勤務していただいた杉田事務長が3月31日をもって退職されます。29年間にわたり愛の家の発展のために尽され、私のよき理解者であり、苦楽を共にした同志との別れがもうそこにせまっています。支援員として事務長としてその仕事ぶり、功績は誠に大きなものがあります。退職後は奥さんとともにのんびりとしばらく暮らすと聞いております。長年に渡る勤務に感謝するとともに第二の人生大きな幸あれと願っています。本当に御苦労様でした。
 障害者自立支援法にかわる新たな法律 障害者総合支援法(案)が今国会において審議されています。早ければ今月中にも成立となります。内容については次号にてお知らせしようと考えています。
 今年度も終わろうとしています。年度がかわっても私たちの仕事はいかに継続していくかが重要なことです。この一年に感謝するとともに30年目を迎える江南愛の家。皆の幸せの実現に向けこれからも精一杯やっていこうと考えています。


     大切なのは かつてでもなく これからでもない
         一呼吸 一呼吸の今である       龍光禅院

平成24年3月24日
施設長 長岡 均

2月

"制度改正"

 年が明け、まもなく2ヶ月が過ぎようとしています。例年にも増して寒い毎日が続いています。北海道や日本海側からは、雪の被害の様子が報道されています。インフルエンザの流行も例年にも増して多く、学級閉鎖も多く出ているようです。幸い当園においては今のところインフルエンザの流行もなく、ほっとしています。今後も手洗い・うがいを励行し、発生を未然に防ぐよう努めていきたいと思います。
 平成23年は、6月障害者虐待防止法の成立、7月障害者基本法の一部改正、8月障害者総合福祉法の骨格に関する提言と障害者福祉の大きな制度改正がなされています。今年度は、4月障害福祉サービスにかかる報酬改定、第三期障害者福祉計画、10月障害者虐待防止法の施行、そして障害者自立支援法にかわる新たな法律が今国会にて成立される予定となっています。埼玉県の障害者数は手帳所持者及び難病患い者等の合計38万6千人で、県人口720万人に占める割合は5.4%となっています。この10年間で手帳の所持者は急増している現状があります。全国的に見ても同じような現状があると思われます。制度の改正については、なによりも障害者の立場に立ち、幸せな社会生活が送れるようにしていただきたいと思います。去年、今年そして来年に向け、将来の日本の障害者福祉にとって大きな過渡期になると考えられます。私たち関係者はもとより、国民が納得できるような制度にかわっていくことを願っています。
 過日、関西地区知的障害関係職員研修会に奈良まで出かけてきました。第三分科会、入所関係の分科会にて発表させていただきましたが、発表内容をまとめる中で入所施設のあり方そして当園はどうあるべきか、改めて考えさせられました。今週は全国セルプセンター木工部会(熊谷市)、関東地区生活支援部会(八王子市)と研修の機会が多くあります。研修を糧として、これからも地域社会の一員としてよりよい施設づくりに精進したいと思います。
 奈良での研修後、少しの時間観光をしてきました。冬の奈良・京都もまた、いいものでした。雪の京都、感動しました。


「山水には得失なし、得失は人の心にあり」
                窓国師道歌

平成24年2月21日
施設長 長岡 均

1月

"心の糧 七ヶ条"

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。


1.此の世の中で一番楽しく立派なことは生涯を貫く仕事をもつことである
1.此の世の中で一番さみしいことは自分のする仕事がないことである
1.此の世の中で一番尊いことは人の為に奉仕して決して恩にきせないことである
1.此の世の中で一番醜いことは他人の生活をうらやむことである
1.此の世の中で一番みじめなことは教養のないことである
1.此の世の中で一番恥であり悲しいことはうそをつくことである
1.此の世の中で一番素晴らしいことは常に感謝の念を忘れず報恩の道を歩むことである


昨年の暮れに訪れた京都、二尊院でいただいた“心の糧 七ヶ条”を今年は心の糧にして生活していきたいと思います。




今年のお正月も例年と変わらず元日、2日と園に出勤し、利用者と過ごすことができました。ただ例年と違うことは、3日には浅草寺に初詣に出かけていますが、今年は豊川稲荷、熱田神宮、伊勢神宮と3つの社寺にバスツアーで初詣に出かけてきました。いずれの社寺は全国でも有数の初詣の参拝者が訪れるところで、人、人でした。今年の1年皆が健康で無事に過ごせるようにお願いしてきました。旅行に出かけるともうひとつの楽しみは、食べることと飲むことです。名古屋では“世界の山ちゃん”の手羽先を片手にマッコリを、伊勢では伊勢うどんをおいしくいただきました。今年もいろいろな所に出かけ、自分の体に気をつかいつつもおいしいものをたくさん食べられればいいと考えています。




昨年は障害者福祉のいくつかの制度改革が実施されました。今年はさらに障害者総合福祉法の法案が国会に提出される予定となっています。誰もが幸せが実現できる制度へと変わっていくことを願う新年です。

平成24年1月22日
施設長 長岡 均

12月

"絆"

 今年もあと一週間で終わろうとしています。平成23年3月11日に発生した東日本大震災は東北地方を中心として広範囲にわたり甚大な被害を出しました。今なお被災された人々の生活は厳しいものがあります。改めて心よりお見舞い申し上げるとともに1日も早い復旧、復興を祈るばかりです。
 今年1年の漢字は“絆”です。絆を辞書で調べてみると“断ちがたいつながり”とあります。今年ほど絆の大切さを感じた年はなかったのではないでしょうか。11月の終わりに京都の紅葉を観に出かけたのに続き、先週も京都に言ってきました。ここ数年12月になると京都を訪れています。
 11月の紅葉の時期は嵐山も、東山も人人人でした。ゆっくりと紅葉をながめることもできず残念な気持ちでした。嵐山の法輪寺をスタートし、天龍寺、常寂光寺、二尊院、祇王寺、清凉寺、野宮神社、そして東福寺、泉涌寺へと。今回の京都の旅は清水寺を訪れることが1番の目的です。“絆”という字をゆっくりとながめつつ、1年を振り返り来年の幸福をお願いするためです。出会い、別れ、再会そして数々の出来事が走馬灯のようにめぐってきます。二尊院でいただいた人生五訓“あせるな”“おこるな”“いばるな”“くさるな”“おこたるな”を心に新年を迎えられればと考えています。数年にわたって京都世界遺産をめぐりましたが、ひとまわりできたようです。まだまだしらない京都があります。来年以降も引き続き京都を訪れようと考えています。  当園は来年4月、開設30年目を迎えます。ひとつの大きな節目の年となります。利用者・職員が大きな夢と希望をもてる江南愛の家でありたいと思います。


                 “今年もおわりか〜”

平成23年12月25日
施設長 長岡 均

11月

"32年ぶりの再会"

 街の木々は赤や黄色に色づき、冬の準備をすすめているようです。過日11月3日に開催されましたバザーにつきましては保護者、関係者の協力のもと、盛大にそして大成功に終了することができましたことを心より御礼申し上げます。
 先日、上野公園にある国立西洋美術館で開催されている、プラド美術館所蔵“光と影ゴヤ展”を観てきました。この展覧会は、ヨーロッパ絵画の宝庫として名高いプラド美術館のコレクションから選ばれた油彩画、素描など72点を中心に、国立西洋美術館などが所蔵する版画50点を加え、ゴヤ芸術のさまざまな側面が紹介されています。中でも“着衣のマハ”は40年ぶりの来日ということです。実は私にとってはこの作品との再会は32年ぶりとなりました。学生時代スペインを訪れた時、プラド美術館にてこの作品に出会いました。“裸のマハ”“着衣のマハ”が並んでありましたが、他の作品にもまして感動したことを覚えています。当時は絵画にはそれ程の興味もなくその中での感動でした。今回はここ数年いろいろな美術展に行きある程度の知識を得ての観賞となりましたので、また違った感動を受けました。絵画にはその時代を背景としていろいろな面を写し出します。特に今回はスペイン社会の大きな変革期の中で、王朝時代の優雅な時代から、ナポレオンの侵略による社会の悲惨な現実。社会と人間の様子を光と影のもとに促えている創造力に心響かされました。来年1月29日までの開催となります。ぜひ皆さんも足を運んで下さい。今年もひまをみつけては美術館に足を運ぶことができました。年末には、フェルメールからのラブレター展(Bunkamuraザ・ミュージアム)を観賞しようと考えています。
 今年もあと1ヶ月で終わろうとしています。特に今年は制度改革が足早に進んでいます。そのような時ですが、足元をみつめ着実な運営を心掛けていきたいと改めて考えさせられている今日頃々です。

平成23年11月24日
施設長 長岡 均

10月

"秋の高山祭り"

 各地から紅葉の便りが届く今日この頃です。園庭のハナミズキの葉は真っ赤に色づき、日がかげると秋の虫の音が聞こえてきます。
 過日、9月7日〜9日まで開催された「全国知的障害関係職員研究大会」の特別講演?家族、ときどきゴルフ”石川勝美氏の講演の内容について少し紹介します。皆さんご存知とは思いますが、石川勝美氏はプロゴルファー石川遼プロの父です。この紙面で何度か書いていますが、私とは高校そして前職場において共にした友人です。その縁もあり、忙しいなか今回の講演が実現しました。遼君は幼い頃は喘息がひどかったそうです。沢山の薬を処方されましたが、効果はなかったそうです。ある日、一冊の絵本「イソップ物語」を買い、母親が寝る前に本の読み聞かせを続けました。すると、咳は軽くなり、寝つきも早くなりました。その効果は?母親が一緒にいるという安心感である”と語っていました。遼君は4才の頃からゴルフを始めましたが、勝美氏はゴルフに関しても厳しかったが、勉強も厳しく教えたそうです。ゴルフ場に行くときは車の中で勉強をしました。中学生になると「老人と海」「野菊の墓」そして「伊豆の踊り子」と本を読ませたそうです。それらを読ませた理由があったからです。自分が読んで感動した本を子供にすすめていただきたいと。又、本を読んだ感想を聞くとよいと。父・母に愛され育ち、今の遼君があるのだという実感をさせられました。短い紙面の中では紹介しきれません。ウイットにとんだ講演はあっという間に90分が過ぎました。本日スポーツ紙に遼?交際宣言”とでていました。石川氏は講演の中でこんなことを言っていました。「野菊の墓」の話から。?お互いの立場を気遣い、好きと言っていないが、自分の気持ちはわかってほしい。すばらしい恋愛の言葉だったと思います。”?遼も9月17日で20歳になります。そのうちに恋人もできるでしょう。その時にどういう愛の告白をするのだろうかと考えます。今は携帯電話でのメールを使う子が多いのでしょう。携帯電話というのは、便利のようだが?相手を気遣う”という面に欠けます。是非、自分の言葉を使って、好きな人に自分の気持ちを伝えるような、そんな恋愛をしてもらいたいと思っています。”と
 10月9日、日帰りバスツアーに参加してきました。秋の高山祭りです。京都の祇園祭り、秩父の夜祭りと共に日本の三大美祭と讃えられています。その起源は17世紀頃とされ、今に伝統を受け継いでいます。春・秋23台の屋台は国の重要無形文化財に指定されています。春の高山祭りは一度訪れていますが、秋は初めてなので楽しみに家を6時に出発しました。高速道を順調に過ぎ、松本インターへ、国道158号線に入ると渋滞が始まりました。三連休中日でもあり、覚悟はしていましたが、途中上高地を訪れるマイカー、他観光地へ車で、長い長い渋滞でした。さらに高山の市内に入る前からも渋滞。なんと高山に到着したのは、13時30分家を出てから7時間30分もかかってしまいました。高山の滞在は16時までとのこと、バスツアーのつらいところです。さっそく、桜山八幡宮の表参道に向かい、屋台の曳き揃えを見ました。屋台の彫刻、刺繍は見事であり、匠の技のすばらしさを堪能することができました。それにしてもすごい人の数です。歩くのもたいへんです。残念ながら混雑のためからくり奉納は見ることができませんでした。その後は上三之町、上二之町と高山の古い町並みを歩いてきました。2時間半という短い滞在ではありましたが、祭りに感動し、町を歩いたその一歩一歩が本当にいい思い出になりました。帰路も渋滞、高山でのことを思いつつ家に着いたのは23時30分を過ぎていました。
 休日をいかに有効に過ごし、明日への活力にすることができるか。いい仕事をするためにも有意義に時を過ごしたいものです。

平成23年10月26日
施設長 長岡 均

9月

"全国大会"

 今、台風15号が関東地方にスピードをあげ近づいてきています。毎日の暑い日々から一転。大きな被害をもたらさなければいいのですが。台風12号によって大きな被害となった和歌山県、奈良県地方も本当に心配です。


 障害者総合福祉法の制度を検討している障害者制度改革推進会議の総合福祉部会は8月30日に新法の骨格提言をまとめました。地域移行を法定化し、社会資源を拡充する。地域基盤整備10ヶ年戦略の終了時に、施設入所支援の位置づけを検証する。支給決定については、障害程度区分を使わず、本人が求める支援に関するサービス利用計画を基に、市町村を協議調整とする仕組みを作る、施行事業を行いながら、支援体系を大きく見直す方針であるという点が主な内容です。報告書は200ページを超えるものであり、私もその内容すべて把握していません。次回勉強会の時までにはよく理解し報告出来ればと考えています。


 9月7日から9日までの3日間、第49回全国知的障害福祉関係職員大会栃木大会に職員4名とともに参加してきました。大会テーマ“地域社会にとっての障害者福祉 〜明日を生きる暮らしと支援を目指して〜”。障害者福祉サービスを利用する人や提供する人にとって、大きな変革となる。「障害者総合福祉法」(仮称)に大きな期待と、国民にとって利用しやすいシステムに期待を寄せています。これまでも福祉制度改革が行われましたが、大きな課題が見られました。本来、福祉制度は理解しやすさ、利用のしやすさがねらいであり、生活者にとって以前より良くなることが、基本となります。障害者福祉サービスの安定と持続可能な支援の在り方を目指して企画された栃木大会に参加し有意義な日々を過ごすことが出来ました。全国から1700名を超える参加者のもと大成功に大会は幕を閉じました。


 今回の大会は栃木県か埼玉県の開催予定であり、大会を引き受けていただいた栃木県協会の方々には本当に感謝しております。大会3日目の特別講演には、私の友人である石川勝美氏(石川遼プロの父)の講演を企画していただき、私も少しではありますが大会に協会できたのかなと感じています。


 9月29日、30日は全国経営者協会富山大会に出かけます。大会シンポジウムには、私の知人もシンポジウムとして登壇します。又、古くからの知人との再会も楽しみにしています。多くの研修会に参加させていただいていますが、これからの制度改革をよく理解し、少しでも皆様のためになればと思っています。

平成23年9月21日
施設長 長岡 均

8月

"埼玉県発達障害福祉協会青年部会県外視察研修に参加して"

 8月23日二十四気のひとつ処暑が過ぎ、猛暑の夏も一段落の感があります。セミのなき声もあぶらぜみからつくつくほうしへと。
 埼玉県発達障害福祉協会《以下発障協》青年部会は、若手の人材育成と交流を目的として平成21年に発会しました。資格は40歳未満とし(40歳を迎えた年度末まで)年4回の研修会を中心に自主的にプログラムを担当施設が考え運営にあたっています。当園からは筋野、小笠原職員が参加しています。(昨年までは白子職員も)現在会員数は41名であり、発障協としても期待している部会であるとともに、将来埼玉の障害者福祉の中心となり活躍をいただけることと私自身大いに期待するところです。
 8月24日〜25日発障協青年部会県外視察研修が実施されました。今回で2度目となる県外施設となりました。今回は千葉において、先駆的積極的な事業展開を行なう社会福祉法人佑啓会を訪問しました。佑啓会理事長里見氏とは、お互い関東地区入所更生部会を通して知り合い入所更生部長の時代を含め10数年来のおつきあいをさせていただいており、今回の研修に動向させていただきました。3回目の訪問となりますが、現地に到着しておどろいたことは10数年前の風景とはくらべものにならないくらい施設整備がされていました。ふるさと学舎タウンとでもいいましょうか、普段からのおつきあいの中で話には聞いていましたが、ただただおどろくばかりでした。平成5年の入所更生施設ふる里学舎開設以来、毎年のように利用者のニーズに応えるべく事業を実施してきた成果だと感心させられました。翌日は地域に展開する事業所数ヶ所を見学し帰路につきました。本人を真中においた議論を、施設は点から面へのサービス、施設は地域と共にというよりも地域のために等々とても充実した研修会となりました。その中で最も印象に残ったのは、職員の皆様の挨拶。本当の意味でのお客様を迎える姿勢を感じることができました。とともに利用者支援もこのような感じではないかと思うところです。そして13万平方メートルの広い敷地がみごとに整備されていました。職員の普段からの取り組みには頭が下がる思いでした。昨年県外視察で訪問した栃木県の社会福祉法人あいのかわ福祉会様の取り組みにも感心させられましたが、今年も同様に感心させられるばかりでした。自分自身より一層の努力、研讃をつまなければと思いしらされる研修となりました。
 さて、過日障がい者総合福祉法にむけた、総合福祉部会の意見具申のなかに新事業体系のあり方のなかに入所施設が位置付けられていないことには、声も出ない衝撃をうけました。今後どうなって行くのでしょう?

平成23年8月26日
施設長 長岡 均

7月

"なでしこジャパン"

 今年の梅雨明けは観測史上稀にみる早さでした。6月24日、熊谷では39.8度を記録しています。7月になっても連日、猛暑日が続き、大震災による節電の影響もあり、私もチョット夏バテ気味です。(今年扇風機を購入しました。)


 女子サッカーワールドカップで日本チームなでしこジャパンが優勝し、早や10日が過ぎようとしています。日本チームの優勝には、皆さんもさぞ興奮されたことでしょう。私もその一人です。予選リーグ2連勝で早々決勝トーナメントへの出場権を得た後の3戦目はイングランドに痛い黒星。準々決勝ドイツ戦では延長120分の激闘を丸山選手の決勝ゴールで勝利し準決勝へ。凖決勝スウェーデン戦では川澄選手の2ゴールさらに澤選手のゴールにより勝利することができました。そしてむかえた決勝戦の相手はアメリカ。過去1度も勝利したことない相手です。 一進一退の攻防は120分間でも決着がつかず、PK戦へともつれこみました。ゴールキーパー海堀選手のファインセーブ。 そして最後は熊谷選手の落ち着いたキックにより劇的な幕は閉じられました。6月27日からの長い戦いの中、なでしこジャパンからは多くのことを学びました。体力的に優る相手にチームワークで臨む姿勢、劣勢であってもけっしてあきらめない気持ち、勝利の後、相手を想いやる気持ち、佐々木監督、澤選手のリーダーシップetc…。帰国後は今までにないメディアへの対応に追われています。数々の表彰を受け、今、国民栄誉賞の検討もされています。決して恵まれた環境にない女子サッカー、大きな拍手で祝福したいと思います。


 その間大相撲では、7月14日大関魁皇が史上最大となる1046勝を達成。20日、23年と及んだ現役生活に1047勝という記録とともに別れをつげた。
 ゴルフ界では、宮里藍が米ゴルフツアーで優勝と日本女性の活躍には、ただ驚くばかり。スポーツ界を観るだけでもたくさんの話題ばかり、今、世界水泳が開催され、来月には世界陸上、プロ野球、J1、ゴルフetc…。


6月17日、障害者虐待防止法が可決成立しました。平成24年10月1日には施行となります。当園においても倫理規程に反することなく、全職員で取り組んでいきたいと思います。


 熊谷ではうちわ祭りが例年通りとり行われ、街は“チャンチキ!チャンチキ!”といつも通りのにぎわいを見せていました。


 当園は本日納涼祭です。どうも不安定な空模様ですが、皆の楽しみにしている納涼祭、是非開催出来ればと思います。

平成23年7月28日
施設長 長岡 均

6月

"御伊勢詣"

 梅雨本番、うっとうしい日々が続いています。東日本大震災発生から早や100日が経過しました。被災地の様子は毎日のように報道されていますが、まだまだ復旧が進んでいない様子には、現地の人々のことを考えると本当に心痛む毎日です。原発の問題をかかえる福島の方々においては、いまだ先行きが見えない長期の戦いの中での生活をしいられている現状があります。自分が同じ立場になった時のことを考えるとやるせない気持ちでいっぱいです。政府の対応が後手・後手にまわっているように見えてなりません。もうとう、政府の対応をせめる気持ちはありませんが、国をあげてよりスピード感のある復旧・復興に取組んでいただきたいと考えています。
 そのような中ではありますが、先日は伊勢路への一泊の旅行に出かけてきました。本当にリーズナブルな旅でした。東京発ではありますが、なんと9,800円で一泊夕食付という企画でした。伊勢神宮外宮・内宮をはじめ、いろいろなところを周ることができ、リフレッシュしてくることができました。伊勢神宮は内宮と外宮を中心としてなりたっています。初日は外宮を参詣しました。外宮は豊受大御神をおまつりしています。豊受大御神は天照大御神のおめしあがりになる食物の守護神であり、私たちの生活をささえる一切の産業をお守りくださる神様です。2日目は内宮を参詣しました。五十鈴川の清流にかかる宇治橋を渡り、御手洗場で身と心を清め、ご正殿へとむかいました。内宮は天照大神をおまつりしています。あいにくの雨でしたが、心あらたまるとともに深い安らぎと感銘をうけることができました。2年後、平成25年は式年遷宮の年です。20年に一度新しい神殿を造営する年となります。持統天皇の御代より1300年にわたり続けられている長い伝統と歴史ある祭儀となっています。ぜひ、機会があったら参詣におとずれたらどうでしょうか。


   “深く入りて神路の奥をたづねれば また上もなき峰の松風”
                             西行法師


 さまざまな法人・団体の理事会・総会がこの時期に集中しています。今年は大震災の影響でひじょうにタイトな日程になりました。忙しい毎日です。しかし、社会福祉改革の流れはとどまることなく進められています。今後も利用者の幸せ、全ての人たちの幸せ実現にむけ歩んでいきたいと思うところです。

平成23年6月20日
施設長 長岡 均

5月

"私の楽しみのひとつ"

 東日本大震災の発生から早や2ヶ月以上が過ぎました。今だに現地では大変なご苦労をされている人達がたくさんいます。心より今後早期の復旧、復興をお祈り申し上げます。
 さて、毎年この時期になると美術館・博物館でさまざまな企画展が開催されます。大震災後いくつかの企画展にいきましたのでご紹介します。
1、レンブラント 光の探求、闇の誘惑 国立西洋美術館 3月12日−6月12日
 レンブランドはIT世紀を代表するオランダの画家です。古くから「光と影の魔術師」「明暗の巨匠」と呼ばれていました。今回の企画展では110点の版画、15点の絵画と素描が世界各地より集められ展示されています。日本の和紙に刷られた作品も多数あり、興味深いものでした。
2、フェルメール《地理学者》とオランダ、フランドル絵画展Bunkamuraザ・ミュージアム 3月3日−5月22日
 ドイツ、フランクフルトのシュテーデル美術館所蔵の95展の絵画が展示されています。レンブランド・ルーベンス・ハルスの三巨匠の作品はもちろんのこと、展示作品は多彩です。今回は30数点しかないといわれているフェルメール《地理学者》が東京で初展示されたことが重要です。いままでも何点かの作品を観てきましたが、今回も感動させられました。
3、写楽[特別展] 東京国立博物館平成館 5月1日−6月12日
 1794年(寛政6年)、江戸三座の役者を個性的に描いた作品28図で華やかにデビューを果たした東洲斎写楽。翌年には忽然と姿を消しますが、その間10ヶ月の間140図以上の版画が確認されていますが、そのほとんどの作品が今回展示されています。特に初期の作品についてはどこかでみたことがある作品もあり楽しく見ることができます。大震災の影響で会期が変更されましたが、当初予定の作品はほとんど展示されており、その造形の魅力は感動そのものです。
4、アール・ブリュット・ジャポネ展 埼玉県立近代美術館 4月9日−5月15日
 厚生労働省・埼玉県・さいたま市主催のより第11回全国障害者芸術文化祭埼玉大会オープニング企画として開催されました。2010年春から2011年初頭までパリで開催された展覧会「アール・ブリュット・ジャポネ」の凱旋展です。63名の障害をもった作家の作品に出あうことができます。「アール・ブリュット」とは日本語では「生の芸術」。生涯をもった人のストレートな表現をみていると、楽しい気持ちにさせられます。図系がありますので声をかけて下さい。貸し出します。
 4つの企画展を紹介しました。開催中のものもあります。ぜひ足を運んでみてはいかがですか。冬にはフェルメールの企画展が予定されています。今年もあと数年は心の豊かさを求め出かけてみたいと考えています。
 大震災の影響は今後も長期に及びます。震災義援金におきましては保護者会からも協力していただきありがとうございました。埼玉県内各施設関係者からは約430万円が集まり送金することができました。これからも何かと協力をお願いすることがあるかと思いますのでご協力よろしくお願い致します。

平成23年5月26日
施設長 長岡 均

4月

"東日本大震災"

 大震災から1ヶ月が経過し、園での生活も通常の生活に戻ることができました。
入浴も毎日できるようになり、計画停電もなく食事時間は定時になり、ガソリンの心配もなく利用者の外出もできるようになりました。しかし、被災された方々の生活はまだまだ・・・・。
 4月11日午前4時。長岡課長、筋野主任そして私の3名は被災地岩手に出発しました。目的は被災地の現状の把握と支援物資を届けることでした。
東北自動車道は震災の影響もあり、いたるところに補修のあとがあり、おうとつの道路が続いていました。自衛隊・警察の車輛、支援物資輸送の車輛が特に目立っていました。
栃木から福島・宮城・岩手へ車窓から見る家屋は北にいくにつれ被害が大きくなっていきました。第1の目的地、平泉町の黄金荘に着いたのは午前10時前でした。岩手県の協会副会長の得田氏より岩手県内の施設の被災状況について詳しく聞くことができました。
岩手県内では利用者24名・職員9名の死者・行方不明がありました。又施設の建物全壊、グループホーム・ケアホームの全壊もあるとの報告を受けました。被災された方々、関係者に心よりのお見舞を申し上げます。その後、陸前高田にむかいました。海岸まで、まだ数キロもあるところで突然目に飛びこんできたのはがれきの山でした。現地で見る姿は報道される映像以上に悲惨なものでした。高台にあったため難をのがれた「ひかみの園」に着いたのはお昼すぎでした。支援物資をおろした後、施設長の話を聞くことができました。
地域の人達のため、施設の建物を避難所として提供もし、食事の提供他様々なところで被災された地域の人達と共に生きている話しに涙がでてきました。力強く生きる施設の復興を心から願うばかりです。そして私自身支援できることは支援していかねばと。
たった1本残った松の木・・・・。
帰路は大きな余震のため高速が一部通行止め。園に着いたのは午後11時前でした。震災を目の当たりにし、たった1日で疲れてしまった自分。もっと強く生きていかねばと改めて思うところです。
 上野公園の桜は満開となり、上野動物園はパンダをみる人達の長い列。違った風景は公園内の花見客の宴が自粛されていることだけ。銀座のデパート内の灯はこうこうとかがやき、東北の風景とはまるで違う日々。電気・水の大切さを忘れることなく夏に向かい、いっそうの節約を心描かなくてはと思う日々です。
 4月1日当園は障害者自立支援法のもと、新体系へと移行しました。障害者支援施設として新たなるスタートをきりました。入所支援事業定員58名
生活介護事業定員80名。職員も増員となり、利用者の幸せそして関係者皆の幸せの実現のため日々精進していきたいと一同力を合わせていきたいと思います。

平成23年4月26日
施設長 長岡 均

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